「ぬい活」は「精神的な幼児化の表れ」 精神科医が指摘「根底に強い孤独感が」
社会全体を覆う「幼児化」
「現代人からは、恥の感覚が消滅してしまったのではないでしょうか」
そうあきれるのは、評論家の古谷経衡氏である。
「ルーブル美術館の『モナ・リザ』の前でぬいぐるみを撮影した日本人が話題になりました。あまりに非常識ですが、当事者たちは“趣味なんだからいいだろう”“これも多様性だ”と正当化します。そもそも多様性とは障害者へのバリアフリーやLGBTQへの配慮など、公的空間における権利や平等の確保を指すもの。私的な趣味嗜好について多様性を当てはめるのはおかしな話なのです」(同)
社会全体を覆う「幼児化」にも警鐘を鳴らす。
「他人の目を気にする思考を持たないのが幼児性の特徴です。深刻なのは、幼児性について注意するとネットで炎上するため、誰も批判できなくなっていること。メディアは幼稚なブームをもてはやすのではなく、恥ずかしいことに対しては“恥ずかしいことだ”と発信するべきだと思います」(同)
前編では、三浦春馬さんを巡る陰謀論が盛り上がり、「ポイ活」に1日100分も費やす人が増加するなど、現代日本社会が抱える病理について、専門家の声を紹介している。









