1位阪神、2位巨人が痛恨の敗退で「CS不要論」が蒸し返される根本的な理由 メジャーのポストシーズンとの決定的な違いとは

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ファンの要望を無視する球団

 しかしながら「CSに出場する3球団の実力を勘案し、その都度アドバンテージを決める」という改革が実現したとしても、広澤氏は「そのさじ加減は非常に難しいでしょう」と言う。

 甘くしてしまうと番狂わせが起きやすくなる。あまりにも厳しいと興行的な価値が下がってしまう──。

 多くの野球ファンがCSの改革を訴えているのに対し、12球団側は冷淡な態度だと言える。実際、スポーツ紙を中心とするスポーツメディアも「これほど盛りあがり、興行収入が多いとなると、CSの改革は難しいだろう」というスタンスだ。

「しかしファンの願いは理に適っています。誰もがCSの改革が必要だと分かっているはずです。プロ野球12球団を経営している親会社は、いずれも名のある大企業です。ビジネスセンスを持つ社員を多数、抱えているに違いありません。別にオーナー会議でなくとも構いません。12球団でワーキングチームを作るなどして、どんな改革がCSに必要か、どうすればファンが喜ぶポストシーズンが実現できるのか、ファンの声に耳を傾けながら調査・検討することは明日にでも始められるはずです。JリーグやBリーグがファンの声に真摯に耳を傾けているのはご承知の通りです。CSの改革にNPBが着手しなければ、『プロ野球人気にあぐらをかいている』と批判されても仕方ないと思います」

 前編【「ペナントレースが盛り上がるほどCSが水を差す」大いなる矛盾…“勝率5割ギリギリ”のDeNAが日本シリーズ進出で、「阪神」「巨人」白熱の首位攻防戦は何だったのか】では、CSが「プロ野球の歴史を壊した」という厳しい批判と、「ペナントレースの感動に水を差す」という悪影響について詳細に報じている──。

デイリー新潮編集部

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