「脳みそが飛び出た遺体を見たことも」「NHKの集金のようにしつこい寄付」「だんじりベイビーも」岸和田市民が語る“だんじりに支配された町”の異様な実態
だんじりが嫌な子供は「受験」で離れていく
当然こういう場に出入りしたくないと考える市民は一定数存在する。そういう人たちが「受験で抜け出す」と言う。
「小学生の頃から、お前もだんじり引きたいよな、当然行くよな、みたいな同調圧力があるんですが、ノリについていけない人たちは私立に行くことで祭りから離れるんです。地元を卒業していく人が増える一方、残るのはガチ勢。異様な結束力が生まれていく」
“だんじりベイビー”と言う言葉まであるという。だんじりで汗を流した後、結ばれて誕生した子供を指す言葉だ。
「昔から祭りは勢いで男女が契りを交わす場。7月生まれの人間はみんな、父ちゃんと母ちゃんは祭りで盛り上がっちゃったんだね、といじられるんです」
Aさんはこう笑うが、やはり他地域に住む人から見ると、どうしても理解できないのは犠牲者まで出してやる必要がないのでは、という疑問である。
後編【岸和田だんじり祭り世話人が語る地域民の感覚「命を落とすことは格闘技と同じで自己責任」「私が屋根に乗る役で死んだら親はお詫び行脚すると思う」】では、犠牲者に対する地元民特有の考え方について伝えている。






