我が家・杉山「セルフレジ万引き事件」に漂う物悲しさ 49歳中年芸人に足りなかった”2つのスキル”
お笑いトリオ「我が家」の杉山裕之(49)が10月14日、窃盗容疑で書類送検された。報道によると、9月15日に東京都目黒区のスーパーでウインナーや冷凍食品など7点、計1189円の商品をセルフレジでスキャンせずに持ち出そうとした疑い。収入の減少に不安を感じ、所持金を残したかったという趣旨の説明をしている。所属事務所は当面の謹慎処分を発表した。
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芸人仲間の反応は早かった。キングコングの西野亮廣は「『お金』が尽きると『夢』は尽きる」と持論を展開、土田晃之も14日放送の『旬感LIVE とれたてっ!』(カンテレ・フジテレビ系)で、収入が減ったからといって許される行為ではないと批判。「全然、論外かなと思ってますけど」と厳しく評した。
作家・芸能評論家の宝泉薫さんは、この土田の発言から、杉山を取り巻いていた「悲哀」を感じとったようだ。
「ある意味で対照的な二人といいますか……。土田はメンタルが強く、大物にうまくすり寄ってかわいがられるという、芸能界で成功するための能力を持っています。一方、杉山には、そうした立ち回りの器用さが感じられません。強者が敗者を排しているような、そんな印象を抱いてしまいますね」
お笑いは「体育会系」の世界
宝泉さんは、「体育会系」に似ているお笑いの世界について次のように分析する。
「ひな壇で振られた瞬間に面白いことを言う“運動神経”と、上下関係のなかで先輩の顔色をうかがうスキル、どちらも必要なんですよね」
我が家は2003年に結成。「言わせね~よ!」のフレーズなどで人気を得たが、その後の仕事の広げ方にはメンバー間で差がついた。
「我が家は『爆笑レッドカーペット』や『エンタの神様』など、ネタ番組がたくさんあった時代に人気を得たトリオです。ただ台本のあるコントを演じることと、その場で気の利いたことを言うことは違う。杉山はひな壇で持ち味を発揮できなかった。ネタ番組への出番が減ったとき、別の仕事で呼ばれる存在にもなれなかったのでしょう」
トリオ仲間の坪倉由幸は俳優としても活動している。一方、杉山にはコント以外の柱が育たなかったという見立てだ。
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