「恫喝発言の簗大臣は更迭」「裏金議員の入閣は1人までがベスト」 いずれの見方も覆した「高市首相」の強気
高市氏の強気
「比例復活議員が初入閣というのは異例ですし、簗氏はいわゆる裏金問題で1700万円超の政治資金収支報告書への不記載があり、2024年に自民党から役職停止6カ月の処分を受けています。“裏金議員”は他に関芳弘文科相(旧安倍派)がいます。不記載額は800万円超で党から戒告の処分を受けました。改造前から裏金議員の入閣は噂されていましたが、“1人だろう”“1人にしておいた方がよい”との見方や意見がありました。仮に1人のみの入閣だったとしてどちらが選ばれたのかはハッキリしませんが、結果として2人入閣したことに”裏金問題のみそぎは済んだ””能力を発揮して仕事をこなしてくれさえすればいい”とする高市氏の強気が表れていると思います」(同)
簗氏は高市氏にとって農政の指南役とされ、現時点で高市氏は更迭などをまったく考えていないとされる。
「簗氏にまつわる問題が裏金だけなら官邸も強気でいられたと思います。実際、国会でその件を野党側から追及された際の返し方まで早い段階からシミュレートしていたと聞いています」(同)
簗氏に恫喝発言問題が浮上したことで、その準備は水泡に帰したのだろう。当初は“塩対応”を繰り返していた簗氏は一転、発言撤回と謝罪を余儀なくされた。
不倫OK内閣
高市内閣における大臣の不祥事に関しては、2026年3月、関氏の前任の松本洋平氏をめぐって既婚女性との不倫や相手を衆院議員会館の事務所に招き入れていた疑惑が報じられたことがあった。国会議員の品位を問われる振る舞いだったが、高市氏は松本氏を更迭しなかった。結果、「不倫OK内閣」などと不名誉な称号をいただくことになったわけだが……。
「続投の背景には“不祥事を起こしたり報じられたりした大臣を辞めさせることは簡単だが、他の大臣にも不祥事が発覚した場合、ドミノ辞任が立て続けに起こるリスクもあり、任命責任などを問われて追及に歯止めがかけられない事態を招くのであれば、続投させた方がよい”という高市官邸の判断がありました。高市氏自身、自分の人気の高さで難局を突破できると踏んでいたフシがあり、実際その通りになりましたね。現在の勢いが続く限りはなりふり構わぬ高市流が続くのではないでしょうか」(同)
一種の”成功体験”により、簗氏についても「更迭が妥当」との常識を覆そうとする高市首相。もっとも、野党の力が弱まっているとはいえ、国会質疑でこの”恫喝問題”が追及されるのは必至の情勢で、国会の空転を避けられるかどうか、予断を許さない状況が続いている。
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