簗農水相“恫喝音声”とは逆バージョンの“褒賞動画”をYouTubeで発見 選挙を応援してくれた自治体には「みなさんは大丈夫」「たくさんの予算を持ってきます」

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”みなさんは大丈夫”という言いぶりが「すべてを物語っている」

 簗氏が頭を下げると万雷の拍手が起きる。簗氏は続けて次のように語った。

「那須町においては大きな得票をいただきましたので、みなさんは大丈夫です」

「ご心配なく、しっかりとみなさまにお答えして、このパイプをですね、より強力にして、平山町長を全面的にバックアップして、みなさまたちにたくさんの予算を持ってきます。引き続きよろしくお願い申し上げたいと思います」

 県政関係者はこう指摘する。

「“みなさんは大丈夫”という言いぶりが、すべてを物語っていますよ。逆に応援しなかった“アイツらは懲罰”だったということでしょう」

 簗氏は恫喝発言についてはすでに謝罪して撤回。今年2月、道路予算の交付金を管轄する国交省に26年度予算について問い合わせしたことは認めたが、働きかけや圧力をしていないと釈明し、問題を受けて調査したとする国交省側も簗氏同様の説明をしている。

 だが、栃木3区の自治体の26年度の社会資本整備総合交付金は、前年度に比べ、簗氏を応援しなかった那須烏山市は約63%減、那珂川町は約54%減、大田原市は約23%減となっているのに対し、応援した那須塩原市は約11%増、那須町は約34%増と逆に増えていたことがわかっている。

 簗氏が支援者の前で言っていた通りの「論功行賞」が行われたようにしか見えないのだ。

「国交省は懲罰的な圧力があったかだけでなく、特定自治体に予算を増やすような働きかけがあったかも含めて今一度調査し直して、国民に納得いく説明をすべきです」(同)

 仮に働きかけがなかったとしても、地元でこんな横暴な振る舞いをする政治家を重要閣僚として起用し続けて大丈夫なのだろうか。

「今週も週刊新潮が新疑惑を報道するとあって、官邸は戦々恐々としています。当初は『法律違反じゃないから』という理由で簗氏を守る方向でしたが、もう持たないんじゃないかと言われています」(政治部デスク)

 10月8日発売の「週刊新潮」および「新潮QUE」で配信中の記事【別会合でも“威圧”の新証言、その中身とは――恫喝音声で火だるま「簗農水相」の嘘】では、簗氏が環境省職員を呼び出して「政治介入」を行っていたことが疑われる過去のほか、熱心に選挙の手伝いをしていた実母が選挙事務所に「和生と縁を切って帰ります」と電話したとされる“絶縁騒動”について、詳しく報じている。

デイリー新潮編集部

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