簗農水相、まだある新たな「恫喝発言」 地元へ圧力“建設業界が自分を応援しなかった”“私が持ってきた予算”
道路予算を“報復”で削減した――。そんな疑惑の渦中にある簗(やな)和生農水相(47)を巡り、新たな証言が浮上した。「週刊新潮」が報じた「恫喝発言」が行われた前日にも、別の会合で同様の発言を行っていたというのだ。
腹いせに……
あらためて経緯を振り返っておくと、簗氏は5月24日、自民党の栃木県大田原支部の会合で、
「那須烏山市と那珂川町の令和8年度の道路予算については、大幅にカットをしました」
と発言。週刊新潮の取材で、その削減率が実際の数字とほぼ一致していることが明らかになった。
簗氏は、今年2月の総選挙で栃木3区から出馬したものの、那須烏山市や那珂川町の首長らが推した無所属候補に敗れ、比例復活している。
「簗氏は小選挙区で敗れたその腹いせに、両自治体の道路予算のカットを国交省に働きかけたものとみられています」(地元栃木県の政界関係者)
前日の別の会合でも……
報道を受け、簗氏は3度目の会見の場でようやく「発言について撤回し、おわびする」と陳謝している。だが、こうした発言は一度きりではなかった。
先の会合の前日、5月23日に開かれた自民党那須町支部の会合に出席した人物は、こう証言する。
「会合は町内の宴会場で開かれました。参加者は数十名。簗氏は15分ほどあいさつに立ちましたが、話の内容は大田原の音声内容とほぼ同じです。那須烏山市と那珂川町について“河川工事は生命に関わるので予算の削減は一切ない”としつつも、“道路の予算はカットされた”と。明かされた削減率の数字もたしか一緒だったように思います」
“建設業界が自分を応援しなかった”
さらに、この出席者によれば、簗氏は道路予算について語るだけではなかった。
「簗氏は“建設業界が自分を応援しなかった”“私が持ってきた予算なのに、なぜ(それら建設業界が)受注するのか”とも話し、そんなことを公言しても大丈夫なのかと心配になりました。選挙のたびに簗陣営は、掲示板へのポスター貼りを地域の建設業協会に依頼してきた。ところが、2月の選挙では拒否されたので“ふざけるな”という気持ちがあったのでしょうけれど……」
10月8日発売の「週刊新潮」および「新潮QUE」で配信中の記事【恫喝音声で火だるま 簗農水相の嘘】では、簗氏が環境省職員を呼び出して「政治介入」を行っていたことが疑われる過去のほか、熱心に選挙の手伝いをしていた実母が選挙事務所に「和生と縁を切って帰ります」と電話したとされる“絶縁騒動”について、詳しく報じている。



