平泳ぎ世界新の17歳・大橋信は「どこにでもいる高校生」 同級生が明かす“噛みつき”と「ブロスタ」生活
優勝どころか世界新記録。水泳・平泳ぎにニューヒーローが現れた。大柄な選手がトップ層を固める中、身長169センチという体格の不利をものともせず最速でゴールできたのは、彼が独自に編み出した泳法あってこそだった。
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ゴーグルを外して、電光掲示板を確認するや、水面をたたいて雄たけび一発。いつもの試合では感情を表に出さない彼が、珍しく自分を出した瞬間だった。
彼とは大阪・四條畷学園高3年の大橋信(しん)選手(17)。9月24日に開催されたアジア競技大会(名古屋)の男子200メートル平泳ぎ決勝で2分4秒83をマークし、世界記録を塗り替えた「時の人」だ。
ヨーグルトを食べながらゲーム
「よっぽどうれしかったのでしょう。あんな叫ぶ姿、初めて見ました」
と語るのは、大橋が通う大阪・枚方スイミングスクール(SS)の関係者。
レジェンド・北島康介(44)の自己最高記録2分7秒51より2.68秒、これまでの世界記録2分5秒48(中国の覃海洋)と比べても0.65秒速い。100分の数秒を争う競技で“秒”に近い短縮は驚異である。
枚方市出身の大橋は、両親と姉2人、兄1人の6人家族。祖父母の自宅近くに池があり、水に慣れるために3歳から水泳を始めた。
普段の姿について高校の同級生がこう語る。
「信君は、友達の腕にふざけて噛みついたりするお茶目なタイプ。スマホの対戦型ゲーム『ブロスタ』にはまっていて、凍らせたアロエのヨーグルトを食べながら、このゲームをやるのが最高に楽しいようですね。どこにでもいる高校生といった感じです」
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