推しを守るはずが、推しの仕事を奪うことに…有吉・Snow Man深澤“騒動”に見る「暴走するアイドルファンの心理」
発端は「有吉ぃぃeeeee!」
9月27日放送の「有吉ぃぃeeeee!」(テレビ東京)がきっかけでちょっとした騒動が起こっている。この回ではSnow Manの深澤辰哉が出演していた。MCの有吉弘行は、彼に対して「お前、部外者だから」などと言い放ち、笑いのためにあえて冷たく扱ったりしていた。【ラリー遠田/お笑い評論家】
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【写真】さまざまなイベントでSnowManメンバーが見せてきた素顔
この番組を見た深澤のファンと思われる一部の人間が、SNSで有吉を批判して、深澤本人にも「もう番組に出ないでほしい」と求めるような投稿をした。有吉は自身のXで、そのようなファンの投稿を引用する形で「2度と出ないでくれと本人に伝えます」と書いた。有吉自身が批判に反応したことで、ネット上では大きな波紋が広がった。
言うまでもなく、有吉のこの投稿には皮肉が込められている。深澤のファンであるはずの人間が、彼の仕事を減らすことを望むのは本末転倒だからだ。
その後、事態を収束すべく、深澤自身がインスタグラムで「今回も楽しかったです!」「有吉さん! 是非またお願いします お仕事ご一緒したいです!」と発信していた。少なくとも表に出ている本人の言葉を見る限り、有吉とのやり取りを問題視している様子はない。
今回の件では、「ファンが本人の気持ちだと思い込んでいること」と「本人が実際に望んでいること」の間に大きなズレが生じていることがあらわになった。
一部のアイドルファンがこうした行動に出る背景には、行き過ぎた「推し活」文化の負の側面がある。そういう人々は単に好きなアイドルのCDを買ったり、ライブに足を運んだりするだけではなく、SNSで話題を作ったり、出演番組を宣伝したり、時にはテレビ局やスポンサーに意見を送るところまで含めて「応援」だと考えている。
ファンは作品や番組を一方的に受け取る消費者であるだけでなく、自分もその芸能人の活動を支える当事者であるという感覚を持ちやすくなっているのだ。
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