ヌードになると普段いない関係者まで集まってきて…大西結花が明かす、31年前の大胆ラブシーン撮影

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長門裕之さんからの金言

――相手役の原田芳雄さんをはじめ、吉行和子さん、長門裕之さんなどそうそうたる俳優陣が出演されています。

 みなさんによくしていただきました。なかでも長門裕之さんとの会話が今も忘れられません。現場がピリピリしていたある日、長門さんが「監督やスタッフに言われたことで嫌な思いをしたり、気分が晴れなかったりした時は遠慮なく帰っていいんだからね」と言ってくださったんです。

 私が「みなさんがいるのにそんなことできるわけないじゃないですか」と言うと、「僕ら俳優っていうのは、女優が輝くためにいるんだよ」って。

「スクリーンで女優がいい顔したら、その映画はもうそれで成立するんだ。だから、どれくらいいい顔をしてくれるかが現場では大切なんだよ。それを分かっていない監督やスタッフが女優に厳しく注文して顔を曇らせたら、もうそれは作品としてはダメになっちゃうんだよ」と。今でも私の中にずっと残っています。

――ドラマや映画の現場での思い出も尽きないと思います。

 初めてのドラマ「家族の晩餐」(1984年、日本テレビ)では倍賞美津子さんと山城新伍さんが両親役で、加賀まりこさん、由紀さおりさん、藤間紫さんと、いきなりものすごいみなさんに育てていただきました。

 アイドル時代の「スケバン刑事III 少女忍法帖伝奇」(86年、フジテレビ)では、(浅香)唯も(中村)由真も体調を崩して何度かダウンしたこともあるんですけど、私はなぜか元気で(笑)。2人はあんまり食べられてなかったりする時もあって、スタッフさんから「結花はしっかり食べたりしてるから元気なのかもね」と言われたりしました(笑)。

――体力的に一番ハードだった作品は。

 昼ドラ「愛と罪と」(1995年、東海テレビ)ですね。一週間で5話分を一気に撮影するので、朝3時に撮影が終わっても翌朝8時からスタートするんです。家には必ず帰りましたけど、5話分の台本を覚えなくちゃいけないから寝る時間も取れなくて。

 ある撮影中、相手役の俳優さんが突然耳元で「倫子(大西の役名)、今ここで倒れろ!」とささやいたんです。「なんでですか?」と尋ねたら「女優が倒れたらいったん撮影が中止になるだろ。俺たちも休めるんだよ。だけど俺たち俳優が倒れるわけにはいかないだろ。スタッフも救われるから、頼む、倒れてくれ!」ってイタズラっぽく(笑)。

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