18歳差の俳優カップルの結婚秘話 「芝居を見て助言してもらえませんか」の言葉がきっかけに
人生いろいろ、家族もいろいろ、幸福の形もいろいろ。近年、「結婚がゴールではない」という声も大きくなりつつあるとはいえ、ゴールインした二人には幸せになってほしいと思うのが人情というものだろう。
そして、そのゴールに到達するまでには、十人十色のドラマがあるのは言うまでもない。目下、幸せに包まれているカップルにエールを送りつつ、出会いから現在までを根掘り葉掘り聞いてみる「令和の結婚事情レポート」。
今回登場していただくのは、俳優・清水伸さん(54)と、同じく俳優の山下ひかりさん(36)。
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俳優の清水伸さんが8月10日に自身のXで、同じく俳優の山下ひかりさんと結婚したと発表した。
長年「ニトリ」のCMで親しまれ、朝ドラや大河にも出演する彼が、役者としても一人の女性としてもほれ込んだお相手だ。
2024年4月24日。二人は東京・下北沢で同じ舞台を観劇。終演後、劇場と同じ建物内のバーへ彼が入ろうとした瞬間、同じタイミングで入口に立ったのがひかりさんだった。伸さんは観劇後、飲みに行くのが常。基本、酒を飲まないひかりさんが、「舞台の内容に昔の衝撃を掘り起こされたようで、スッキリしたいと思った」のは、顧みればまさに運命だった。
カウンターで隣り合わせに。マスターが止まり木に座る客同士をつなぐように話を振り、二人は「さっきの芝居見てたんですか?」と、会話が盛り上がった。
実家の自室にポスターを張るほど「デスノート」の大ファンである彼女だが、横並びかつバーの薄暗い中では同作の劇場版に模木完造役で出演する彼に気付けず。むしろ劇団「ふくふくや」の副座長と知って「失礼のないようにしなきゃ」と緊張した。
芝居の世界の狭さから共通の知り合いも多く、あっという間の2時間だった。この間、彼女が飲んだのは生ビール1杯で、彼がごちそうしたところ、帰り際に交換したLINEがすぐさま鳴った。彼女からのきちんとした文面には謝意がまとめられており、そこからやりとりがスタートする。
飼い猫の世話まで任せられる関係に
23年9月の時点で彼女は、1年以内にオーディションに受からなければ役者を辞めると決めていた。最善を尽くそうと、大先輩の彼に「芝居を見て助言をしてもらえませんか」と依頼した。
伸さんは事務所の後輩らの稽古を見るのと同じようにこれを受け、最初は震えるほど緊張していた彼女に「やりたいようにやればいい」と助言。オーディション用の設定で、主婦が買い物袋を片手に変身する戦隊モノの芝居を見せた彼女の“才能”に彼は気付いた。白目をむいた変身ポーズに「小器用ではないけれど一生懸命さから出る個性を伸ばせば」と可能性を感じた。
稽古帰りに食事をするようになり、彼は家を空ける際の飼い猫の世話まで彼女にお願いするようになった。思いが積み上がった24年秋、「お付き合いしてくれませんか?」と申し出る。
だが、念願のオーディション合格で10月に舞台出演を控える彼女は「舞台が終わるまで待ってもらえませんか」と保留して舞台に全力投球。10月28日に食事した際、伸さんが改めて「もう一回ちゃんと告白させてください」と迫った。
彼女は当初、「(彼には)いい人が(別に)いるのかも」と思っており、「付き合うっていうことは結婚前提でいいですか?」と逆質問。「もちろん、考えています」という彼の“決めぜりふ”で交際が始まった。
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