「発泡酒、チューハイを飲む層へのイジメ」 なぜ缶チューハイの税率が引き上げに?
「発泡酒やチューハイを飲む層をいじめている」
なぜ、ビールを引き下げてビール風飲料は引き上げた?
「ビールの酒税は麦芽の量などで決まります。これに対し、発泡酒や第三のビールは麦芽以外の原料も使って酒税を安くしてきました。しかし近年、醸造技術が上がり両方とも味はビールと遜色ない。消費者はビール風飲料も“ビール”という感覚で飲んでいます。課税の基本である『同種同税』の考えからすれば、ビールとして飲んでいるのなら、税金も同じでなくてはならない。そこで、税額を統一することになったのです」(前出の担当者)
しかし、チューハイの税率引き上げはどういうことなのか。ビールと関係ないではないか。
「アルコール飲料の税率は、全体のバランスを考えなくてはいけません。ビールの税金が統一される一方でチューハイだけが安く置かれるというのもおかしな話で、他の飲料とのバランスを見た上での酒税改定なのです。決して税収増が目的ではありません」(同)
これに対して異論を唱えるのが税理士の浦野広明氏である。
「財務省の理屈から言えば、ノンアルビールだって味がビールだから課税できることになってしまう。税金は、低所得者層の買う物には安く、高額品は高くするというのが本来のあり方です。発泡酒やチューハイを飲む層に対しても増税するというのは、弱い者いじめのような考え方です」
なるほど。とりあえず、一本飲んでから考えてみよう。
[2/2ページ]

