「ドジャース」3連覇のカギを握る“2つの課題”…大谷翔平の「打順」と佐々木朗希の「起用法」はどうなる
勝利至上主義のチーム事情
地区優勝決定後の残り7試合の先発投手を振り返ってみると、スネルは「大丈夫だ」という意気込みを証明する機会を与えられ、26日の先発マウンドに送られた。
「スネルは4回1失点でした。登板前から80球前後と決められていたようです。毎回ヒットで走者を背負うピッチングでしたが、首脳陣は古傷の痛みが出ないようであれば合格点をつけるつもりだったのでしょう」(前出・同)
佐々木は3試合にリリーフ登板したが、ロブレスキ同様、先発のチャンスは与えてもらえなかったとも解釈できる。また、地区優勝決定後の7試合の先発投手を振り返ってみると、スクバルとグラスノーが2回、山本が1回。ブルペンデーが2回あって、最終ゲームの26日にスネルが送られていた。地区優勝後も通常の先発ローテーション投手が投入されている。
「ドジャースの優勝が決まる少し前から、ポストシーズンマッチは地区シリーズからになるのか、ワイルドカードシリーズにまわるのかが話題になっていました。ア・リーグ、ナ・リーグとも東、中、西の3地区の地区優勝チームが決まるわけですが、優勝した3チームのうち、もっとも勝率が低いチームがワイルドカード争いにまわされます。ドジャースはその危険性がありました」(米国人ライター)
今年は10月4日からの地区シリーズだが、昨年、ドジャースはワイルドカードシリーズ争いからのスタートとなってしまった。同シリーズ(3戦2勝先取)を勝ち上がって地区シリーズ(5戦3勝先取)、リーグチャンピオンシップシリーズ(7戦4勝先取)をこなし、ようやくワールドシリーズ(7戦4勝先取)を迎えた。ワールドシリーズの大舞台に立つまで10試合をこなしたが、
「リーグチャンピオンシップシリーズの途中から、試合前に疲労回復の点滴を打つ選手も出始めた」(同)
との証言も聞かれた。ドジャースは30代半ばのベテラン選手も多いため、2年連続での“ワイルドカードシリーズ落ち”は避けたかったのだろう。地区優勝後も気の抜けない試合が続いたのはそのためだが、勝利至上主義でチャンスを奪われたのは佐々木とロブレスキだけではなかった。
「守護神を予定して獲得したエドウィン・ディアス(32)をILから復活させるため、ランドン・ナック(29)をマイナー降格させました。ナックは5年連続となる地区優勝を決めた試合の勝利投手です。40人枠を空けるため、今季メジャーデビューを果たしたライアン・ウォード(28)は事実上の戦力外であるDFAが伝えられました」(前出・同)
大谷の打順は
ポストシーズンマッチに向けて、チームにはまだ大きな課題も残っている。大谷の打撃はまだ本調子でないため、打順が決まらないという。大谷不在の間、主に1番を務めたムーキー・ベッツ(33)が絶好調なのだ。
「大谷がIL入りするまでは『1番・大谷』でした。大谷がドジャースに来るまで『1番』はベッツの指定席でしたが、大谷加入後『1番・大谷、2番・ベッツ』の打順がしばらく続きました。しかし、それと同時にベッツの打撃成績が落ちてしまいました。地区優勝決定後、大谷とベッツを入れ替えた打順もテストされましたが、大谷を『1番・DH』で使うのであれば、ベッツの打撃成績がまた落ちてしまう可能性があります」(前出・同)
佐々木もいつ出番が来るか分からないリリーフでは、コンディション管理が難しくなる。大谷と佐々木の成績がそのままポストシーズンマッチの結果につながりそうだ。
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