「17歳の時に関係を強要された」と告白された過去も 森本レオさんが逝去 「晩年は月20万円の送金で生活」
17歳の時に関係を強要された、と告白され……
気遣いができる一方、青臭い面も残っていた。暮らしていた東京の高円寺で、還暦近くの年になっても若者と芸術論などを熱く語り合い、相手と男女の仲に至ることも。不倫だと報じられた際には、飲食しながら議論を楽しむ「メシ友」の一人との「異文化交流」などと説明した。2002年には女優の水沢アキが、17歳の時に関係を強要されたと告白、その相手として騒動になるが、無理強いはしていない、と取材に丁寧に応じた。
映画評論家の北川れい子さんは振り返る。
「15年以上前、渋谷での試写会終了後、初対面なのに声をかけられました。私を知っており映画について話がしたくなったそうです。近所の喫茶店に入り1時間ほど気楽に話しました。声の仕事が中心になって映画からお呼びがかからなくなったと残念がりながらも、愚痴や自虐的なことは言わなかった。邦画では説明的な演技ばかりが増え、さりげない演技が損なわれていると疑問を感じている様子でした」
73歳を迎えた16年には、映画「後妻業の女」(鶴橋康夫監督)で、主演の大竹しのぶに手玉に取られる男やもめ役を好演した。
月に20万円の送金で生活
生まれつき心臓が弱いと明かし、10年に心筋梗塞で一度倒れた。収入や家計の管理は名古屋に住む妻に任せ、近年は毎月約20万円の送金を得ていた。妻と同居しないのは高円寺には本屋があり、仕事の便も良いからと理由を挙げた。
9月4日、83歳で逝去。所属事務所からは「原因不明の突然死」と発表された。
8月下旬に自宅近くの路上で「週刊ポスト」の取材に応じ、〈いい時代に役者として楽しめたので、この先はそっと消えていきたいなと思っています。(中略)寝たまま逝っちゃえばいいなぁ〉などと語っていた。その望み通り、ぽっくり旅立った。
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