「ゾンビたばこ」カープ矢野選手「冤罪」主張の弁護士コメントの読み方 検察が左右する来シーズンの行方
代理人弁護士がコメント
幻覚作用がある「ゾンビたばこ」(指定薬物のエトミデート)の使用などをめぐって、広島の矢野雅哉内野手(27)と前川誠太内野手(23)が広島県警に書類送検された。選手だった羽月隆太郎氏や薬物を譲り渡した売人にはすでに有罪判決が言い渡されている。矢野、前川の両選手は薬物の譲り受けや所持の疑いで警察の家宅捜索を受け、7月から1軍の出場選手登録を外されたままだ。
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書類送検を受け、矢野選手の代理人弁護士が25日、コメントを発表した。長くなるが、すべて紹介しよう。
《矢野雅哉選手の代理人として、このたびの報道について所見を発表させていただきます。一連の報道がなされている件につきまして、ファンの皆様、球団・スタッフ・チームメイト、プロ野球に関わる皆様にご不安を与えておりますことを、改めて深くお詫び申し上げます
矢野選手は、球団の調査に誠実に対応し、また、警察からの捜索及び取調べに対しても誠実に対応をしてまいりました。いずれにおいても、違法薬物の譲り受けや使用の事実はないとご説明をしております。このたび、警察における捜査が終了し、検察庁に事件が送致(いわゆる書類送検)されたとの報道に接しております》
刑事処分がなされる見込みはない
コメントはこう続く。
《刑事訴訟法においては、嫌疑の有無や程度を問わず、原則として、警察は捜査を行った全ての事件を検察官に送致しなければならないとされております(刑事訴訟法第246条)。本件については、今後、検察庁において確認されたうえ、矢野選手に対して起訴等の刑事処分がなされる見込みはないと考えております。
2026年1月に行われた羽月元選手に対する捜査に際しては、矢野選手を含む数名の同僚選手が任意の尿検査を求められ、これに応じております。矢野選手はもちろん、羽月元選手以外のその他の選手についても、エトミデートを含む違法薬物の陽性反応は一切ありませんでした。その後の羽月元選手の裁判における発言と一部週刊誌等の報道によって、あたかも元選手と同じようにチームメイトの数名が違法薬物に手を出していたのではないかと疑念を持たれることは、大変残念なことであると感じております。もっとも、違法薬物の売人であるとされる滝口氏と矢野選手らが同席している写真が存在することから、ファンの皆様及びプロ野球に関わる全ての皆様の信頼を損なっていることは事実です。このことについては、お詫びを申し上げるほかありません。プロ野球選手としての自覚を持ち、交友関係および日常の行動には十分に注意をするべきであると、改めて反省しております。
矢野選手は、今後も野球選手として練習に励み、期待される役割を果たすことで、皆様の信頼を回復していくほかないと考えております。どうかご理解くださいますようお願い申し上げます》
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