巨人の最低ノルマは「残り4戦全勝」だが…若手を試している場合かとクビを傾げた 橋上代行の打線の組み方はやはり不安の種【柴田勲のコラム】

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打線の組み方がよくわからない

 打線はカードや相手投手との相性などを参考にするよりも、相手が嫌がる打線を組むべきだ。これは何度か指摘してきた。

 毎回毎回、なにを基準に組んでいるのか。コーチの進言なのか、まさかくじ引きではないと思うがよくわからない。

 相手の先発が左腕なら1番・松本剛(右腕なら佐々木俊輔)、2番・泉口友汰、3番・丸佳浩、4番ボビー・ダルベック、5番・大城卓三、6番・坂本勇人、7番・吉川尚輝、8番・佐々木だと思う。

 鈴木、笹原、平山らを使うなら優先すべきは佐々木だと思う。一発がある。

 投手陣は四球と本塁打がポイントになっている。22日の初戦は延長11回、サヨナラ負けした。赤星優志が、一発のある先頭・坂倉を警戒し過ぎて四球を与えたことがきっかけとなった。こういうケースは負ける。投手はそれだけ一発が怖い。

やはり監督代行という遠慮があるのか

 橋上秀樹監督代行は27日、ファームから引き揚げた砂川リチャードを即スタメンで起用した。試合後、「彼の性格というか明るさもいまのチームに非常に大きなプラスを呼ぶと思いました」とコメントしていた。

 これを目にした時、笑ってしまった。リチャードは「癒やし」要員かと思った。そうではないだろう。CSで対戦するDeNAには東克樹、阪神には高橋遥人と強力な左腕がいる。

 なんのことはない。「今後を見据えての起用です」と話した方が、リチャードもうれしいだろう。やはり監督代行という遠慮があるのかな。

 とにかく泣いても笑ってもあと4試合だ。29日の広島戦は絶対に勝利して、10月1日、阪神との決戦に臨む。

 巨人の最終戦は10月3日、東京ドームでのDeNA戦だ。勝率5割に達していなければ必死でくるだろう。

 4戦全勝。希望を捨てずに最後まで巨人の戦いを見守りたい。

(記録などは28日現在)

柴田 勲(しばた・いさお)
1944年2月8日生まれ。神奈川県・横浜市出身。法政二高時代はエースで5番。60年夏、61年センバツで甲子園連覇を達成し、62年に巨人に投手で入団。外野手転向後は甘いマスクと赤い手袋をトレードマークに俊足堅守の日本人初スイッチヒッターとして巨人のV9を支えた。主に1番を任され、盗塁王6回、通算579盗塁はNPB歴代3位でセ・リーグ記録。80年の巨人在籍中に2000本安打を達成した。入団当初の背番号は「12」だったが、70年から「7」に変更、王貞治の「1」、長嶋茂雄の「3」とともに野球ファン憧れの番号となった。現在、日本プロ野球名球会理事を務める。

デイリー新潮編集部

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