巨人の最低ノルマは「残り4戦全勝」だが…若手を試している場合かとクビを傾げた 橋上代行の打線の組み方はやはり不安の種【柴田勲のコラム】

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大チャンスを逃して広島には負け越し

 相撲でたとえれば、巨人は優勝に向けて徳俵に足がかかっている状況になった。首位・阪神の優勝マジックは4、残り試合は7、巨人は4だ。

 巨人の最低ノルマは4戦全勝だ。勝率は.560となり、阪神が上回るためには4勝3敗が必要で.563となる。

 プロ野球はシーズンを通せば勝ったり負けたりだ。阪神がここにきて致命的な連敗をするとは思えない。巨人はせめて全勝して、阪神の10月6日の最終戦(甲子園・対広島)を待つような展開にするしかない。

 20日の試合終了段階で、巨人は首位・阪神とのゲーム差はなく勝率で下回っていた。射程圏内に捉えた。だけど22日からのマツダに乗り込んでの広島4連戦で1勝3敗……私は逆に3勝1敗だろうと見ていた。

 前回の今コラムで、マジックの出た阪神が7連敗してお粗末だ、そして輪をかけてお粗末だったのが巨人と記した。阪神が「首位の座をどうぞ」とすすめているのに、巨人は「いや結構です」とDeNAに3連敗した。

 大チャンスをみすみす逃して、さらに今回の負け越し、V逸ならダメ押しだ。優勝するチームの戦いではない。逆に阪神は22日からの4試合を3勝1敗と勝ち越している。

優勝争い中に若手を試す?

 巨人の4連戦の得点は1、2、1、2で合計6点だった。このうち2点は敵失によるものだった。実質4点だ。

 広島は新井貴浩監督の続投が明らかになっていた。Bクラスは決定だ。新井監督は来季を見据え、若手を使って試そうとしていたように映った。スタメンでも最初からベストメンバーを揃えての戦いではなかったと思う。目についたのは坂倉将吾、佐々木泰、中村奨成くらいか。

 巨人もまた鈴木大和、笹原操希、平山功太らをスタメンから起用した。だが、巨人は優勝争い中のチームだ。試している場合か。思わずクビを傾げた。

 4戦すべてに先手を取られて反発力もなかった。巨人のチーム防御率2.79はリーグトップだ。3点取ればいい勝負で、4点なら勝つことができる。

 27日のヤクルト戦は11対0で大勝した。これは先発の高橋奎二が3回途中で6四死球の乱調に付け込んだもので、もらった白星だ。

 巨人は本塁打をそれなりに打ってはいるものの、ここぞのタイムリーが少ない。

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