「阿部慎之助」前監督の“来季復帰説”に「巨人ナイン」が見せた“リアルな反応” 独占インタビューはファンの反応を確かめる“観測気球”か
純血主義の歴史が
巨人の監督は生え抜きの主力選手が務めてきた純血主義の歴史がある。川上哲治、長嶋茂雄、藤田元司、王貞治、原辰徳、堀内恒夫、高橋由伸と伝統が引き続かれてきた中で、阿部前監督は2軍監督、1軍ヘッドコーチを歴任して24年から監督に就任。初年度の24年にリーグ制覇を飾ったが、昨年は阪神の首位独走を許して3位に終わった。V奪回を誓った今年だったが、自身の過ちでシーズン途中にユニフォームを脱ぐことに。実は、「阿部前監督の復帰説」は今月に入って現場の選手たちに流れていたという。
「実際に今オフに監督復帰するか真偽は分からないですが、選手間で話題になっています。阿部さんが前向きな気持ちを持っていることも彼らには伝わっている」(巨人を取材するスポーツ紙記者)
しかし、メディアではまったく報じられていないが、
「『戻ってきてほしくない』という声が圧倒的に多いです。ある主力選手は『阿部さんが監督の時は選手たちが顔色を窺ってプレーしていたので、ベンチの空気が重かった。逮捕されたと聞いたときはびっくりしましたが、戻ってほしいとは思わない』ときっぱり話していました。若手選手からは『阿部さんが戻ってくるのは勘弁してほしいです。橋上さんが結果を出しているのに、監督に昇格しないのはおかしくないですか?』と逆質問されました。阿部前監督が辞任から約2週間後に、監督復帰を求める13万人分の署名が球団に届けられましたが、その時も選手たちからは『監督に復帰して欲しい』という声は聞かれませんでした。事件については同情的な見方をしていても、もう一度監督に復帰して欲しいかというと微妙な雰囲気ですね」(同)
作戦が緻密に
SNS上の反応を見ると、前出の球団関係者が言及したように阿部前監督に激励のメッセージが多いが、巨人の監督復帰を求める声が多いかというとそうではない。これは、今のチーム状況が影響しているだろう。戦力では阪神に見劣りしている中で必死に食らいつき、首位争いを繰り広げている。巨人OBは「橋上監督代行の手腕はもっと評価されるべき」と力説する。
「若手にチャンスを与えるだけでなく、甲斐拓也などベテランにも配慮してチームを前に進めている。阿部前監督の時より作戦が緻密になった面も見逃せません。長距離砲で稼働しているのはダルベックのみという打線の編成の中で、浦田俊輔を中心に機動力を効果的に駆使して得点を奪っている。投手陣も先発から中継ぎに配置転換した森田駿哉が19試合連続無失点を記録し、堀田賢慎は防御率0点台と台頭するなど故障で離脱している大勢の穴をカバーしている。チームが良い循環で回っているのに、阿部前監督が復帰となれば選手たちは戸惑うでしょう。球団フロントは純血主義にこだわりがあるかもしれませんが、チーム力が上がらなければ本末転倒です」
阿部前監督の電撃現場復帰は実現するのか。橋上監督代行の去就を含め、人事の動向が注目される。
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