「フジテレビ」夏ドラマ総コケの裏で「テレ朝」は絶好調 「今田美桜」「趣里」…朝ドラヒロインが続々登場する視聴率3冠王の“戦略”とは
この夏の連続ドラマはTBSの「VIVANT」と「Tシャツが乾くまで」が話題をさらっているが、それを追っているのがテレビ朝日。視聴率では上位5位のうち3本がテレ朝のドラマだ。
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NHKの大河「豊臣兄弟!」と朝ドラ「風、薫る」を除く、この夏の連ドラ5傑の直近の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯)は以下の通りだ。
▼TBS「VIVANT」8月30日=第6(16)話【15・0%】
▼テレ朝「大空港~GATE24~」9月3日=第7話【9・9%】
▼TBS「Tシャツが乾くまで」8月28日=第8話【8・1%】
▼テレ朝「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~season2」9月2日=第7話【7・6%】
▼テレ朝「クロスロード~救命救急の約束~」9月1日=最終話【6・1%】
ゴールデン枠のドラマ3本が全てランクインしているのが、年間視聴率3冠王のテレ朝の勢いだろう。
一方、デイリー新潮は8月24日配信の「夏ドラマ『総コケ』 50代『内田有紀』の美貌でも『GTO』の復活でも救えない『フジテレビ』の苦境」で、フジのドラマの惨状を伝えた。フジは相変わらずだが、日本テレビも以下の通りで笑ってはいられない。
▼「ファーストクライ 母子救命救急班」9月2日=第9話【3・8%】
▼「告白―25年目の秘密―」8月22日=第7話【4・7%】
▼「一次元の挿し木」(読売テレビ制作)8月30日=第9話【4・0%】
日テレが年間3冠王を奪取するのは難しそうだ。数年前までテレ朝と日テレは3冠王を競う間柄だったのに、この差はどこから生まれたのだろう。民放プロデューサーは言う。
火曜9時のドラマ戦争に勝利
「視聴率の年間3冠王はドラマの数字だけで決まるわけではありませんが、局の勢い、戦略というのは、ドラマにも現れるものです」
それぞれ解説してもらおう。
「まず火曜9時の『クロスロード』。主演の今田美桜は昨年のCM露出タレント1位で、2024年前期の朝ドラ『あんぱん』でヒロインを演じて以来の連ドラ主演、若手ナンバーワン女優と言っていいでしょう。もともとこの枠は22年10月期に始まった新しいドラマ枠で、高齢者には強いが若者は見ないというテレ朝の弱点を克服するために設けられました。そのため、これまでの主演は、吉高由里子や高畑充希、伊藤沙莉、石原さとみなど、若手トップ女優を起用して目的がハッキリ分かる枠です」
もっとも、高視聴率5位にランクインしているものの、6%台はちょっと心許ない。
「それはフジが24年10月期に同じ“火9”にドラマ枠を作ったことも原因の一つでしょう。それでもフジの『さよならノワール』第9話(9月1日)の視聴率は2・7%ですから、Wスコア以上の圧勝です。十分に成果を上げていると言っていいと思います。ただし、この枠は今期で終了、10月期から土曜10時枠に引っ越すことは規定方針です」
フジに勝っているテレ朝が、なぜ引っ越しをしなければならないのだろう。
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