暴走族の「日の丸に『極悪』」は国旗損壊罪に当たる? 「破いた様子を撮影した動画はオッケー」という説明も
破いたり、汚している様子を撮影した動画を配信するのはオッケー
法律はここまで。たった3条しかないので、法務省が解説した「Q&A」を読んでみる。
それによると、国旗とは学校行事などの公式な場に掲揚されている日章旗や、スポーツの応援の際に使われる旗のほか、自作であっても日章旗と認識されれば国旗に該当するとある。一方で、お子様ランチの上に立てられている小旗やTシャツに描かれている日の丸は、国旗としては用いられていないという理由から、国旗には当たらないという。さらには、アニメ・漫画・ゲームに登場する日章旗や(チャットGPTなどの)生成AIに描かせた日章旗も国旗には該当しない。
また、首をかしげたくなる説明もある。国旗を破いたり、汚している様子を撮影した動画を配信しても国旗損壊罪には当たらないというのだ。
法務省の刑事局に聞いてみると、
「国旗の損壊や汚損は、不特定・多数の者が認識できる状況で“公然と”行われることが必要です。事後にインターネットで流すことは、公然ととはいえず処罰の対象とはなりません」(担当者)
そんなことを放置したら、日章旗を破く反日ユーチューバーが続出するのではないか。では、「極悪」と書かれた日章旗を公然と振り回して走っている暴走族はどうか。
「それは、捜査機関の捜査によって個別に判断されるべきことで、一概に違法かどうかはいえません」(同)
日本大学の百地章名誉教授が言うのだ。
「国旗損壊罪の適用には、国旗を大切に思う国民感情だけでなく、“国旗に象徴される国家の威信と名誉”という“法益”を考えなければなりません」
国旗を損壊しているという意識は暴走族にはないだろうけど。
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