今オフのNPB監督人事の目玉は「桑田真澄」氏の動向 「巨人」だけではない 招聘に動きそうな“野球観の近い”ライバル球団とは

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アジア選手権で初の指揮

 桑田氏は昨オフに巨人を退団後、アルビレックスのCBOに就任。育成のキーワードとして「サイエンス、バランス、リスペクト」を掲げ、就任会見では以下のように発言して話題を呼んだ。

「『こうやれ』という指導はしませんし、バランス感覚は持ちながらですね。今、練習したらうまくなるっていう野球界のなんなんですかね、あれは。お守りなんか知らないんですけど、あるんですよね。でも、サイエンスからすると、練習、練習、練習はうまくならない。練習して栄養を取って睡眠、休養ですよね。寝ている時に筋肉が再生し、強くなり、練習した技術は脳や神経が覚えていくってわかっている時代なので。翌日も元気で集中して、いい練習をしてもらいたいんですよね」

「練習量をこなせばいい」という考え方に、改めて警鐘を鳴らしたわけだ。また、今年4月に侍ジャパンU-12日本代表監督に就任。9日から開催されているU12アジア野球選手権で初の指揮をとっている。

桑田氏の理念と親和性が高い球団は

 多忙な日々を送る桑田氏は今オフに巨人復帰だけでなく、他のNPB球団が招聘する可能性がある。AIを駆使した科学的トレーニングに力を入れ、桑田氏の理念と親和性が高いのがDeNAだ。今年は相川亮二監督が就任したが、一時は借金15を背負うなど苦戦。7月以降は盛り返して逆転でのCS進出が見えてきたが、シーズン前は優勝候補と見られただけに、戦いぶりに物足りなさが残る。

「正捕手の山本祐大がシーズン途中にトレードで放出されたのは気の毒ですが、とはいえ、相川監督のベンチワークもさえているとは言い難い。山崎康晃の抑え起用に固執していましたが、新外国人のレイノルズを早いタイミングで守護神に据えておけばここまで借金がふくらむことはなかった。作戦面でも継投、代打の起用のタイミングが遅い。DeNAは昨オフ、三浦大輔前監督に続投をオファーしたが固辞され、外部招聘で、さる著名な監督経験者にオファーを出して断られたと聞きました。相川監督の契約年数は非公表になっていますが、今年の戦いぶりをどう評価するか。監督交代の可能性がゼロとは言えない」(DeNAの球団OB)

 かつて、巨人の顔だった王貞治氏(ソフトバンク球団会長)がダイエーの監督に就任した時は大きな話題に。王球団会長の下でチームは低迷期から脱却して常勝軍団に変貌した。巨人のエースとして活躍した桑田氏も、NPBの他球団で指揮をふるう姿が実現するか、今オフの動向が注目される。

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