彼女はいつも人肌の温かさを求めていた――「62歳で孤独死した女優」を五木寛之が振り返る【没後16年】
8月3日は、女優・大原麗子さん(享年62)の命日である。2009年8月にもたらされた突然の訃報、それも死後3日経ってから発見されたという悲しい最期は日本中を驚かせた。あの日から、今年で16年が経つ。
スマホやSNSが普及し、人と人がつながりやすくなったはずなのに、誰かの温もりをじかに感じる機会は、どこか遠のいていく一方だ。そんな時代に、大原麗子さんが残したある言葉が、ふと蘇る。
作家・五木寛之さんが振り返る「熱い時代」には、「人々は接触し、肉体をぶっつけ合い、口から泡をとばして議論」していたという。...


