「同窓会なんて行く意味ない」は本当なのか? 地方移住した50代が実際に参加して「思った以上に楽しかった」理由とは

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生きる励みになることも

 同窓会の効能

〇〇市 田中一郎(78)

 先日卒業から60年の節目ということで、高校時代の同窓会が開催された。案内が来た時、正直面倒だなと思ったのだが、いざ行ってみるとやはり参加してよかったと感じ入った。小生は過去の同窓会には参加したことはなかったのだが、今回行けたのは、ほぼ全員がリタイアしており、立場が同等になったと感じられたからであろう。

 現役時代は「あいつは一部上場企業の部長になった」やら「あいつの息子が東大に入り、鼻高々で自慢ばかりされて辟易している」などの話を聞き、とかく他人を羨んだりしたものだが、この年になるとノーサイド。皆、健康問題やら、過去の恥ずかしい体験を振り返るなど和気藹々とした時間を過ごすことができた。鬼籍に入った人々への黙祷では厳かな気持ちになれた。次は70年だな、という話で盛り上がったが、果たしてその頃我々は88歳。

 しかし、これは米寿の年にあたるわけで、一人でも多くの友人と会うことを励みにこれからの10年を生きていく決心をすることができた。

 これまで地方紙で多数の同窓会関連投稿を読んできたが、掲載されるものはこのように残りの人生を考え、しみじみとした人々によるイキイキとした投稿が多い。そこまで同窓会・OB会を悪く言わないでいいのでは。

ネットニュース編集者・中川淳一郎

デイリー新潮編集部

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