「シーズン途中に新監督は異例中の異例」 楽天・吉井監督就任の裏側

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 楽天スーパーセールならぬ“楽天スーパーナイター”が6月22日、東京ドームで行われた。

 スポーツ紙デスクが語る。

「かの地で楽天主催試合が行われるのは年1回だけの毎年恒例行事。楽天にとってはハレの日というべき特別な夜なんです」

 先着3万名の来場者に特別仕様のユニフォームが配布され、試合前に東北地方のお祭りパフォーマンスが披露されるなど、多彩な催しが繰り広げられた。

「関東在住のファンも楽しみにしていますが、何よりも東京にある楽天グループ本社の従業員を招く福利厚生の側面や、取引先接待の場として機能しています。むろん三木谷浩史オーナーも観戦します。この“天覧試合”での1勝は普段の数勝に値すると言っても過言ではありません。先発投手も大事です。首脳陣はこの日を軸にローテーションを考えないといけません」

「異例中の異例」

 今季の楽天は、開幕から黒星が先行し、早々にリーグ最下位に低迷。6月9日の敗戦で今季ワーストの借金15を数えると、翌10日未明、就任2年目となる三木肇監督(49)の休養を発表した。連戦中とはいえ、異例というべき慌ただしいタイミングだった。

「それから6試合は塩川達也ヘッドコーチ(43)が監督を代行。無名とはいえ、生え抜きで指導者として期待されていたので、シーズン終了までは采配を振るかに思われました」

 ところが、だ。交流戦最終日の17日、昨季までロッテで指揮を執っていた吉井理人氏(61)の監督就任が電撃発表されたのである。

「シーズン途中に外部から新監督を招聘(しょうへい)するのは、これまた異例中の異例です」

 三木谷オーナー直々のオファーだったという。

「就任会見には三木谷オーナーも登場。楽天は監督がコロコロ代わりますけど、オーナーが臨席するのは星野仙一監督の就任以来。期待の高さがうかがえます」

 話を戻そう。吉井新監督は就任初戦と2戦目こそ古巣ロッテに不覚を取ったが、3戦目となるスーパーナイターでは首位西武を相手に劇的なサヨナラ勝ちを収め、初勝利の美酒に酔った。

「この試合を含めて、その後、破竹の4連勝。もしかして吉井監督、“持ってる”かもしれませんよ」

 楽天スーパーセールは期間限定だが、吉井監督の快進撃は期間限定でなく、長く続いてほしいものだ。

週刊新潮 2026年7月9日号掲載

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