巨人がFA補強で狙う「同一リーグの4番打者」…最大のウィークポイント“固定できない三塁手”問題を解決できるか

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先輩の存在

 広島から巨人にFA移籍した選手の先例が丸佳浩だ。広島時代の16年からリーグ3連覇を飾ると、巨人にFA移籍した19年からリーグ連覇と「1人5連覇」を達成。近年は若返りのチーム方針もあり出場機会を減らしているが、巨人にFA移籍して力を発揮できない選手が少なくない中で、コンスタントに活躍してきた。

 広島を取材するスポーツ紙記者は分析する。

「今オフに坂倉の獲得に動く場合、丸の存在が大きなプラスに働くでしょう。千葉出身で高卒入団という共通点を持っていたことから、丸は広島時代にかわいがっていました。坂倉は打撃について相談するなど丸を慕っていたので、同じユニフォームを着て再びプレーする可能性があります」

ロッテも狙う

 広島が低迷期を迎えていることも、坂倉の決断に影響を及ぼすだろう。リーグ連覇を達成した以降の19年からの7年間で6度のBクラスと優勝争いから遠ざかるシーズンが続き、今年も2ケタ以上の借金で最下位争いと苦しい戦いが続いている。期待の若手だった羽月隆太郎が春季キャンプを目前にした1月下旬に「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」を使用したとして逮捕されるショッキングな出来事が起こり、シーズン開幕後も明るいニュースが少ない。

「新井貴浩監督は今年限りで退任が濃厚でしょう。坂倉は広島への愛着が強い選手ですが、今の広島は新たな体制で再出発しても再び優勝争いができるチームに成長するまで時間が掛かる。1人の野球人として新たな環境で挑戦したいと考えることは不思議ではないと思いますし、今の広島に残留したいと感じるか疑問です」(前出のスポーツ紙記者)

 巨人以外にもDeNA、ヤクルト、中日、ロッテなど三塁のレギュラーを固定できていない球団は多い。DeNAは宮崎敏郎の後継者を必要としており、ロッテはプロ3年目の寺地隆成が開幕から三塁で起用されていたが、55試合出場で打率.166、3本塁打、13打点と結果を残せず今月10日にファーム降格が決まった。地元・千葉出身の坂倉は、ロッテにとっても課題の得点力を解消するために魅力的な選手であることは間違いない。

 坂倉は目の前の試合に集中するはずだが、オフのストーブ戦線で主役になることは間違いないだろう。

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デイリー新潮編集部

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