「道端に落ちていたゴミは拾うタイプ」 学級委員だった鈴木彩艶の学生時代 「母親思いで、洗濯なども自分でしていた」

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「何もかもが桁外れ」

 実績のない無名の日本人選手が、欧州移籍を果たすこと自体が珍しいという。

「もともと彩艶は、幼い頃から何もかもが桁外れの男でしたからね。小学生の時点で身長は170センチあって、子どもなのにプロ意識が高かった。レッズジュニアに入団する前から、Jリーグの練習場に通って網越しにプロの練習方法をじっと見ている。それを小学校の校庭に場所を移しては実践し続けていたんです」(前出の関係者)

 とにかく絵に描いたような真面目な少年だったとか。

「道端でゴミが落ちていたら必ず拾う。チームで移動中、電車内でチームメイトがゲームをしながら足を広げて騒いでいたら、ちゅうちょなく注意するような男でした。地元の中学校では学級委員を務めていて、学校のこともこなしながら、放課後はレッズの練習場に通っていましたね」(同)

 レッズの下部組織では、通常ユニホームやスパイクは支給されるが、交通費は出なかった。

「彩艶の家はあまり裕福でないこともあってか、自力で行ける範囲へは一人で自転車をこいで行っていました。洗濯なども自分でやっていて、なるべく母親に負担をかけたくなかったのかもしれません。チーム内でもスタッフが担うような雑用を率先して受け持つようなタイプ。練習の準備でゴールを移動させる時、普通は片側3人ずつで持つのですが、彩艶はいつも“オレ一人でいけるよ”と運んでいたそうです」(同)

 広い包容力を持っていたという彩艶は、次なるチュニジア戦でどんなスーパーセーブを見せてくれるのか。

週刊新潮 2026年6月25日号掲載

特集「森保ジャパン W杯オランダ戦で勝ち点1『インサイドストーリー』」より

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