チュニジア戦の視聴率は40%超え? W杯に沸くテレビ局 一方でバラエティ・ドラマは「軒並み大苦戦」の理由
2026 FIFAワールドカップが開幕したが、一方では沸き立ち、他方では愕然としているのがテレビ業界だ。もちろん、日本代表の試合は数字を取っているのだが……。
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日本の初戦となる「対オランダ戦」(NHK総合)は6月15日の早朝5時キックオフだった。にもかかわらず、視聴率は27.1%を記録(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯:以下同)。ちなみに、瞬間最高視聴率は試合終了直前となる6時54~55分で、34.9%を叩き出した。国際大会の注目度は、相変わらず高い。民放プロデューサーは言う。
「オランダ戦は2度リードされながらも追いつき、格上相手に2対2の引き分けという大熱戦でしたから高視聴率は当然です。しかし、その後の視聴率に、テレビマンは青ざめています」
早朝から応戦したため、15日の視聴率が軒並み落ちたということだろうか。
「全体的に落ちたのは15日ばかりではありません。たとえば、2日後の17日、民放キー局の全ての視聴率を見渡すと、世帯10%を超えた番組が皆無だったのです。NHKはかろうじて朝ドラ『風、薫る』が14.1%、7時45分からの『NHKニュースおはよう首都圏』が10.8%、そして夜の『ニュース7』が11.9%を取りました。ところが、テレビ朝日の『羽鳥慎一モーニングショー』も『報道ステーション』も一桁にとどまりました」
17日には「フランス対セネガル」(フジテレビ・3:00〜6:15)と「アルゼンチン対アルジェリア」(NHK総合・9:50〜11:53)の試合中継はあったが、日本戦はなかった。どういうことだろう。
W杯対策
「結局、作り物は本物に勝てない、ということでしょう。世界を舞台にした本気の戦いを生放送で見せつけられたら、収録のバラエティやドラマなどウソ臭くて見てられないということだと思います」
それを言っちゃあおしまい、ではないか。
「でも、そうとしか思えません。たとえば、今年のミラノ・コルティナ冬季五輪では『女子フィギュア決勝』が2月20日の朝6時20分から中継され、21.7%を記録しました」
坂本花織が銀メダルを、小首をかしげた中井亜美が銅メダルを獲得したあの日だ。
「この日、民放のゴールデン・プライム帯を見回すと、『ザワつく!金曜日』(テレ朝)の12.4%以外は全滅という有様でした。振り返れば、2024年のパリ五輪の時も、23年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の時もそうでした。今年のWBCは地上波の放送がなかったので、皮肉なことにこうした状況にはならずに済みましたが……」
国際大会の期間中は、特にドラマが酷いという。
「作り物の極みということでしょうね。ですから、それを見越した編成をしている局もあります。日本テレビなど波瑠と麻生久美子のW主演で話題となった『月夜行路〜答えは名作の中に〜』の最終回を6月10日に放送して、W杯の開幕前に店じまいしてしまいました」
W杯対策である。一方、そうでない局もある。
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