2階席も3階席もゴッソリ空席 NiziU、デビュー5周年の東京ドームで起きた“非常事態”のワケ
ファンは若年層
とはいえ、デビュー5周年の集大成を祝うドームツアーが“空席祭り”だったことはNiziUのファンにとっては悔しいところだ。実はそのファンについてはある特徴があるという。
「東京ドームの会場に集まったファンは中学生か高校生、大学生くらいの男女が大半を占めていました。デビューした5年前に小学生や中学生だった子どもたちが大きくなりそのままファンを続けているのでしょう。しかし、脱落者も多いことが今回の残席に繋がっているようです。旧ジャニーズ系やEXILE系、BTSやBLACKPINK、TWICEなどK-POP勢のコンサートで存在感を放つ中高年ファンは、親子連れをのぞいてあまり見かけませんでした」(前出のファン)
つまり、ファン層の年齢層が若年に偏っているということらしい。これはアーティスト側にとって大きなリスクになる。なぜなら若年層の場合、コンサートのチケット代やグッズ購入にかかる費用を、お小遣いやバイト代から捻出するのが大変なため、経済的な理由で離脱してしまうからだ。
「東京ドームでいうと、今年2月1日に日本の7人組女性アイドルグループ・FRUITS ZIPPER(フルーツジッパー)がコンサートを開催しましたが、チケット代は1万2000円でグッズではTシャツが4000円。一方、NiziUは各1万4000円、4800円と割高でアリーナ席保証のアップグレード席はプラス1万円です。推し活を継続しようにも費用の高騰で特に若年層だった初期ファンの離脱が進んでいるのでは」(前出のレコード会社関係者)
そうなると、ファン層の拡大を可処分所得が多い30代、40代、50代へと広げていく戦略が必要となる。だが、NiziUはデビュー以来、世間では“ふわふわかわいい系”というイメージが一般的で、コンセプトが超強めの方向に振り切っているライバルグループとの差別化がうまくできておらず中途半端、という指摘がある。
「2022年7月発売の3枚目のシングル『CLAP CLAP』や同12月発売の4枚目『Blue Moon』あたりから売り上げが半減。2年前のデジタルシングル『SWEET NONFICTION』では大人の女性をゴージャス衣装で表現したかと思えば、次のファーストEP『RISE UP』はダークなEDM曲というようにグループのコンセプトがぶれているように見えます。
ドームライブのソロコーナーではラップの達人であるRIMAがサングラス姿で登場しヒップホップ全開の攻めた曲で観客を大興奮させていましたし、RIOのソロダンスも迫力がありました。実力派メンバーをもっと前面に押し出した“カッコイイ路線”に踏み出してもいいかもしれません」(アジア市場に詳しい音楽プロモーター)
K-POPの育成システムでデビューしたのに日本のファン向けなら“カワイイ路線”が当然、と思い込んだフシがあるJ.Y.パークをはじめとする運営側は、この現実をどう受け止めるのか。
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