“東京の火葬場”が投資ファンドに売り払われる!? 「中国資本企業」のがめついビジネス感覚

国内 社会

  • ブックマーク

中国資本ならではの価値観

 東京都に聞くと、

「今般設置した検討会において、(略)行政の関与のあり方について検討してまいります」

 KKRはノーコメントだが、広済堂ホールディングスは次のように書面で回答してきた。

「当社は『東京博善』を売却する意向はございません。(略)また、東京都の買収に関してはそのような事実はありません」

 葬儀事業に詳しい佐藤葬祭の佐藤信顕代表は、

「今では火葬場の新設許可は原則、民間業者に出ませんが、戦前から存在した東京博善のような業者には、存続が許容されてきました。公共性の高さを業者側が理解して運営してきたので、なんら制限する必要がなかったのです。日本人の感覚なら死者を送る火葬で儲けるという発想にはなかなかならない。中国資本ならではの価値観だと思います」

 果たして誰が手にするのか。あの世に行っても気が気でない?

週刊新潮 2026年6月18日号掲載

ワイド特集「いばらの道」より

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

あなたの情報がスクープに!

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。