「楽天」次期監督選びは難航の恐れ フロントの現場介入で「12球団で一番監督をやりたくないチーム」との悪評が

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監督が目まぐるしく交代

 楽天は石井GMの就任以降、監督が目まぐるしく交代している。生え抜き出身で初の監督に就任した平石洋介氏は19年に3位と前年の最下位から立て直したが、1年限りで任を解かれた。翌20年は三木監督が2軍監督から昇格したが4位に終わり、2軍監督へ再び配置転換された。21年からは石井GMが監督に就任して3年間指揮を執ったが、3位、4位、4位と結果を残せず退任してフロントに戻った。24年は今江敏晃氏が就任し、交流戦で球団史上初の優勝に導いたが、終盤の失速で4位に終わると2年契約の途中で解任された。そして昨季から2度目の監督に就任した三木監督だが、昨年は借金7の4位に終わり、今年はここまで最下位に低迷すると、シーズン半ばでチームを離れることが決まった。

 他球団の元監督は、

「チームが成熟するには、少なくとも2年以上の時間が必要です。日本ハムの新庄剛志監督がいい例です。就任2年は連続最下位でしたが、チームを土台から作り直し、就任3年目から優勝争いしている。1年ごとに監督をコロコロ変えていては目指す野球の方向性が定まらないし、選手が育ちません」

首脳陣へのリスペクトが欠ける

 04年に創設と、球団の歴史が浅い楽天は当初は野村克也、星野仙一など名将を招聘した時代があったが、19年以降の監督人事はコーチや二軍監督などからの内部昇格が続いている。チームを再建するためには外部招聘も検討するべきだが、楽天OBは、

「楽天はフロントがスタメンや投手起用、1、2軍の選手の入れ替えに介入してくるというのは球界内で有名な話です。パリーグで優勝経験のある元監督は『楽天だけは監督のオファーがあってもやりたくない。現場の首脳陣に対するリスペクトが欠ける球団は誰がやってもうまくいかないよ』と話していました。塩川監督代行が来季も続投するのか、新たな監督をリストアップするのかが今後の戦いに掛かっていますが、外部から次期監督を選定するなら難航すると思います」と指摘する。

 楽天は選手の補強策を見ても、首をかしげるケースが目立つ。昨オフに前田健太を2年総額4億円規模の好条件で獲得したが、米国で投球をチェックしていれば衰えが顕著なことは明らかで、先発の軸として計算するのはリスクが大きかった。監督を入れ替えるだけではチームを変えられない。フロントの刷新、現場介入の見直しなど抜本的な改革を求められている。

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