「森下翔太」暴言退場で選手から高まる「ABS導入論」 「高速変化球の進化で、人間の目では既に“限界”が…」 今春導入MLBでの評判は?
交流戦で白熱した試合が繰り広げられている中、審判に対する風当たりが強くなっている。球審のストライク、ボール判定に不満を示す選手の姿が連日見られ、阪神の森下翔太は今月6日の楽天戦(甲子園)で、主審のストライク判定を巡り暴言を吐いたとして退場処分を言い渡された。現場の選手、首脳陣からメジャーに追随する形で自動ボール・ストライク(ABS)チャレンジ制度の導入を望む声が高まっている。
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一球でも流れは変わる
森下が退場処分を受けたのは5回の打席だった。左腕・早川隆久との対戦で初球の内角を突いたカットボール、3球目の外角低めのストレートがストライクと判定されると、苛立ちを隠せない。4球目のフォークで空振り三振に倒れた後、真鍋勝已球審に厳しい口調で言葉を掛けると、退場を宣告された。
「1球目、3球目の球は共にストライクと判定されても不思議ではない。ただ、森下は以前からボールと判断した球をストライクと判定され、審判に不満な態度を見せることが少なくなかった。実際に明らかなボール球をストライクと判定されて選手が不満な表情を浮かべる光景が近年は目立つように感じます。1球の判定で試合の流れは大きく変わりますし、選手の野球人生にも影響を及ぼす。ABSチャレンジの導入を検討するべきかもしれません」(スポーツ紙デスク)
ファンからも好評
ハイテク機器でストライク・ボールを判定するABSチャレンジは、今年からメジャーで正式に導入されている。ストライク、ボールの判定に異議があった場合は投手、捕手、打者がチャレンジを要求できる。高性能カメラで各投球の位置を打者のストライクゾーンに対して正確に追跡し、チャレンジが行われると場内ビジョン、テレビ放送ですぐに結果が表示される。各チームは1試合につき2回のチャレンジ権を持ち、成功すれば回数が減らない。
「ABSの導入以前は、『審判の威厳を傷つける』、『機械で判定されたら味気ない』など野球ファンから否定的な見方がありましたが、実際に導入されるとファンだけでなく、選手、首脳陣に好評です。正確な判定で試合が進行するので、選手たちにストレスが掛からないし、審判も映像を見て自分の判定とストライクゾーンの誤差を確認できる。誤審をした審判に批判の矛先が向けられることが懸念されましたが、SNS上で誹謗中傷が書き込まれるケースは皆無に近いです」(メジャーを取材するスポーツ紙記者)
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