巨人監督の後継者候補に挙がる「意外な現役選手」の名前とは? 過去に女性問題も「性格は監督向き」

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“取材しやすくなった”

 彼が監督代行になり、風通しがよくなったのはチーム内だけではない。

「遠征先の空港で記者に囲まれた際のこと。阿部さんだったらほとんど口を開かないような場面なのですが、橋上さんは40分も記者と話を続けました。丁寧な対応に、番記者の間では“取材しやすくなった”と評判です」(前出の野球担当記者)

 一方で彼の硬骨漢ぶりについて語るのは、野球解説者のデーブ大久保氏である。

「僕が楽天で監督をやっていたとき、橋上さんはヘッドコーチ。僕が球団のフロントともめていると騒がれたことがあったのですが、橋上さんは“監督、コーチ全員の血判を持ってきたから、自分たちの野球をやりましょう”“監督がクビになったら、私たちコーチも全員辞めます”と言ってくれたのを覚えています」

 かくも各方面で好評を集める橋上氏だが、彼の監督代行が決まっているのは今シーズンの終わりまで。その後は“代行”ではない監督を据える必要がある。

 まず、当の橋上氏が正式に監督となる可能性はないのだろうか。

 先のスポーツ紙デスクは、

「実際、巨人の内部で“橋上さんを正式な監督に昇格させるしかないのではないか”という声も出始めてはいます」

松井秀喜はどうか?

 しかし、ネックがある。巨人OBで野球評論家の関本四十四氏が言う。

「伝統を重んじる巨人には、巨人以外のチーム出身者を監督として受け入れない不文律があります。仮に橋上さんが巨人を日本一に導いたとしても、それは変わらないでしょう」

 では、ミスターこと長嶋茂雄氏が亡くなった際に“生前、約束したことがある”と明かした松井秀喜氏(51)はどうか。さる巨人関係者はこう声をひそめる。

「たしかに“生前の約束”とは巨人の監督就任を巡るものだったと思いますが、本人はすでに20年以上アメリカで暮らしていて、かの地での生活になじんでいます。少なくともこのタイミングで監督を引き受ける気はさらさらないでしょう」

 来たるべき松井監督誕生へ向けて、江川卓氏(71)を“つなぎ”の監督にするのでは、との声もある。が、

「彼は、巨人OB会で柴田勲さんの後継の会長就任を拒否した過去があります。例の“空白の一日”騒動など、改めて蒸し返されてもヤブ蛇でしょうし、監督の可能性は高くない」(同)

 16年から3季にわたって監督を務めた高橋由伸氏(51)も、有力候補の一人。

「彼の監督時代に有力選手を補強できなかった点について、球団は申し訳なく思っているため、いつかもう一度チャンスをあげたい意向がある」(関本氏)

 しかし、こんな見方も。

「特に投手陣に大黒柱と呼べる存在がなく、チームはベストとは言い難い状況です。その上、今回の逮捕劇ですから、由伸さんも火中の栗は拾いたくないでしょう。同じく巨人の監督経験者である原辰徳さんともども、誰も引き受けてくれないときに球団が頭を下げて頼む、というレベルだと思う」(前出のスポーツ紙デスク)

本命視される現役選手

 橋上氏と共に阿部前監督を支えた川相昌弘コーチ(61)も取り沙汰されるが、

「そもそも彼を正式に監督にするつもりなら、橋上さんではなく川相さんを監督代行にするはずです」(前出のスポーツ紙デスク)

 現役選手の中で本命視されているのは、坂本勇人(37)である。

「実績もスター性もチーム随一。過去に女性問題が報じられても強靭なメンタルで乗り越えるなど、性格も監督向きです。選手から即監督というパターンは、長嶋さんや由伸さんの例があり、指導者としての経験不足が露呈するもの。球団としては長い目で見て、彼を一流監督に育てるのも一つの選択肢だと思います」(前出の巨人関係者)

 まさに巨人の“選球眼”が試されているようだ。

週刊新潮 2026年6月11日号掲載

特集「大本命『松井』はやる気なし 巨人が“監督探し”で切る最後のカード 阿部慎之助『逮捕』の波紋」より

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