そんなに買ってどうするの? 「渡航自粛要請」でも日本を訪れる中国人観光客の“お目当て”…ドラッグストアで爆買いする“2つの市販薬”とは
絶大なる日本の薬への信頼
「“購入できるのは1人1箱まで”と告げると、家族3人が出てきて、『私たちは4人だ。だから4箱大丈夫だ』といったジェスチャーをする。それは良しとしましょう。しかし、会計を済ませて一旦店の外に出て、再び店内に戻るやもう4箱を持ってくる。あなた達はすでに買っているではないか、と言うと『私は買ってない。別の人だ』といったことを英語で言う。防犯カメラの映像を出すのもおかしいですし、あちらは鉄の意志で何としても買おうとする。国の規制に基づいたガイドラインであることを伝えても棚に返そうとしないため、根負けして売ってしまったことはあります」
大抵の場合は「1人1箱」を守ってくれるとは言っていたが、時にこんな客もいるようだ。筆者がこの話を店員から聞いた翌週、『パブロンゴールドA』をこの店に買いに行ったら売り切れていた。そこで、その店から一番近いドラッグストアへ行き、同薬を購入したのだが、店員に『〇〇(最初のドラッグストア)では売り切れていましたよ』と言ったら店員はこう言った。
「じゃあ、次はこちらにいらっしゃるかもしれませんね。足りますかねぇ……」
日本の薬への信頼性から中国人に人気なのは喜ばしいことだが、中には中国に帰ってから転売をする者もいるのだという。薬は突然の発熱などで必要に迫られることもあるだけに、ドラッグストアも品切れを起こさぬよう在庫管理を厳格にしているのだが、想定外の爆買いをされてしまうと本当に必要な人に渡らない、というジレンマもあるようだ。





