白鵬氏の宮城野部屋が“完全消滅” 「気に入らない人物を徹底的にたたきつぶす」相撲協会の変わらぬやり口
再興は不可能
炎鵬は今後、現在の宮城野親方で前伊勢ヶ濱親方の元横綱旭富士(65)から、宮城野株を譲り受けると目されている。もっとも、一度なくなった宮城野部屋を再び立ち上げることは、事実上不可能だという。
「部屋の継承であれば、関取在位数が20場所以上でも可能です。しかし、新たに部屋を興すためには大関以上の地位に就くか、三役を25場所以上もしくは幕内を60場所以上、経験しなくてはいけない。炎鵬の年齢を踏まえると、このハードルを越えることは現実的ではありません」(前出の関係者)
相撲協会の行動原理
宮城野部屋が閉鎖された際、当時の広報部長、佐渡ヶ嶽親方は「部屋がなくなるわけではない。『預かり』は一時的な措置だ」と言っていた。にもかかわらず、なぜ相撲協会は前言を翻したのか。
相撲記者によれば、
「八角理事長をはじめとする協会執行部の面々は、かつて貴乃花一門をバラバラにして貴乃花を角界から追放し、彼の影響力を根こそぎ削(そ)ぎました。コントロールの利かない人物を徹底的にたたきつぶすのが相撲協会の行動原理です。だから、旧宮城野部屋勢に対してもなりふり構わないのでしょう。そもそも、2年前に所属力士の暴力問題だけで部屋を閉鎖されたことは、他の事案と比べて圧倒的に公平性を欠いています」
現在、炎鵬は近しい人から声をかけられても「驚いています」と、言葉少なに答えるのみだという。
あらゆることを好き嫌いで決めてきた相撲協会。泣くのはいつも、弱い立場の力士たちである。
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