「警察のやり過ぎではないか 「巨人・阿部前監督」問題を鈴木宗男議員が国会で追及 満たされていた逮捕理由の2要素とは
実際に何があったのか
では実際に何があったのか。
「長女による児相への相談内容については諸説あり判然としないのですが、児相が警察に通報している時点で“通報しない場合、さらなる被害が生まれる可能性があるとの認識をしたほどの内容”だったという推察は可能です」(同)
その後、警視庁の警察官が阿部前監督邸を訪れた。
「阿部前監督が飲酒していたことは明らかになっていますが、その量がどれくらいだったかは公になっていません。が、取材によると、呼気中0.5mg/Lほどのレベルだったと聞いています。血中アルコール濃度に換算すると1.0mg/mLに相当し、ほろ酔いから酩酊(めいてい)の初期と言えるフェーズだということです。この飲酒量に加えて警察官が身柄を押さえる根拠となったのは長女との身体つきの差異ですね。抵抗不能なほどの差があったということで現行犯逮捕の要件を満たしていると判断し、それを実行したということのようです」(同)
「逮捕を回避する理由は何らない」
「これまで阿部家の内で何があったかは詳しく事情を聞いていない以上わかりませんし、現場の警察官も当然そこをじっくり聞いていませんからわかりません。が、仮にその場で阿部前監督が“これは家庭内の話であって、それに介入するな”などと警察官に言ったとしても、阿部前監督が酒に酔っていて被害者とされる長女との体格差があるとなれば、現場が逮捕を回避する理由は何らないというのが警察側の主張としてあるのでしょう」(同)
実際、今回の身柄拘束について現場の警察官らは通常逮捕同様に上層部に詳細の報告を求められているが、問題視されているとの指摘はまるでない。行き過ぎだといった批判は、鈴木氏はじめ各所で見られるものの、法的にはまったく問題ないというのが当事者らの見解のようだ。
“判断の誤り”について
「たとえ国会であっても今回の事案の詳細が開示されることはありませんが、児相や警察内から“判断の誤り”について指摘する声はあがってきていません。阿部前監督は今回の罪で起訴されていませんから評論家などでの復帰の可能性は低くはありませんが、監督復帰の嘆願が将来も含めて通ることはまずなさそうです」(同)
鈴木氏の場合、自身の逮捕歴もあるため、被疑者の人権への感度が人一倍高いという面もあるだろう。逮捕イコール犯罪者といった報道、受け止め方に問題があるというのはかねてより指摘されてきたことでもある。
ちなみにこの一件について、 「ChatGPTが悪いという声もあるが、正当でしょうか」とChatGPTに聞いてみたところ、「最終判断するのは人間です。だからChatGPTが悪いというのが議論の単純化にすぎません。ただしAIとの付き合い方などの社会課題を示した事例とは言えるでしょう」という旨の冷静な正論が返ってくるのみであった。
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