数々のドラマ生んだ「人的補償制度」撤廃案で見えた巨人の衰退 「もはや“球界の盟主”ではなくなった」
日本野球機構が、FAにおける人的補償制度の撤廃を検討している。
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ダントツの31人
人的補償とは、FAで選手を失った球団が選手を獲得した球団から別の選手を引き抜ける制度で、戦力均衡を目的としている。ただし、ランクが低い選手のFAでは適用されず、金銭授受で代替するケースもある。
「制度の撤廃を訴えているのは選手会です」
と語るスポーツ紙デスクによると、
「理由は、第一に“引き抜かれた選手は自らの意思に反して移籍を強いられる”、第二に“自分のFAにより同僚が移籍を余儀なくされるという引け目から権利が行使しにくくなっている”ためだと言います」
当然ながら、FAの買い手となることが多い“金満球団”も撤廃を訴えていた。その筆頭が巨人である。これまで獲得した選手は31人でダントツ(2位はソフトバンクの17人)。人的補償によって引き抜かれたケースも16例あり、これまであった人的補償の4割に及ぶ。
逆に、FA宣言して巨人を去ったのは、球団社長との関係が悪化してダイエーから巨人にトレードされていた小久保裕紀や、2度目のFAを宣言した小笠原道大など数少ない。
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