「“羽月事件”後、新井監督の態度が明らかに変わり…」 深刻ダメージの「広島カープ」 3連覇時から変質した「チームの雰囲気」「大物選手の振る舞い」とは

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 元広島の羽月隆太郎が5月下旬にTikTokで生配信した動画の内容が大きな波紋を呼んでいる。羽月は「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物エトミデートを使用したとして、医薬品医療機器法違反の罪で拘禁刑1年、執行猶予3年の有罪判決を受けた。動画内では自身を含めた広島の6選手がエトミデートを購入していたと告白。この発言に広島の球団内で大きな衝撃が走っているという。

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怒りと悲しみ

 動画内で謝罪を繰り返す羽月の表情は憔悴していた。有罪判決を受けた公判で「周囲に吸っているカープの選手がいた」と証言していたが、今回は自分以外にも5人が指定薬物を購入したことを暴露。「保釈後、仲間だと思っていた人たちから連絡はありませんでした。結果として仕事を失い、仲間だと思っていた人たちは離れて行きました」と複雑な思いを口にした。衝撃的な内容だが、羽月の供述が事実だとしても、現行犯での所持、尿検査で陽性反応など物的証拠がない限り立件される可能性は極めて低い。メディア報道によると、鈴木清明球団本部長は「何もコメントすることはない。こちらは調査をしているし、警察の捜査にも対応している。ネットの発信に対して一つ一つこちらが反応することはない」と述べたという。

 広島の民放テレビ局の関係者が語る。

「羽月が1月に逮捕された時にも衝撃が走りましたが、新井貴浩監督のショックは想像を絶するものがあります。ドラフト7位入団からのたたき上げで、今年はレギュラーを狙える力をつけていた。新井監督自身も下位指名でしたし、明るい性格でムードメーカーの羽月には大きな期待を寄せていた。思いもよらない形でユニフォームを脱ぐことになり、怒りと悲しみの思いが強かったのでしょう。ナインに接する態度が明らかに変わりました。以前は『カープは家族』と話して先頭に立って喜怒哀楽を前面に出していましたが、選手と一線を引いてシビアな目で見るようになった」

先輩の言うことが絶対

 ただ、羽月のショッキングな告白はこれだけではなかった。「僕に至らぬ点があり、先輩と険悪になったことでチーム内で孤立し、仲間外れのような状態になっていた時期があったのは事実」と動画内で語り、「お酒を飲んで寝てしまった際、ライターで炙ったフォークを首に当てられたことがある。その傷は今でも残っている」と明かした。これがもし事実であれば、イジメの域を超えた、傷害事件とも言える。

 広島を取材するスポーツ紙記者は「危険薬物の使用と先輩から受けたイジメの件は切り離さなければいけない。羽月の首にフォークを当てた選手も知りません」と強調した上で、チーム内の人間関係について言及した。

「これは広島に限った話ではないですが、『先輩の言うことが絶対の雰囲気』が伝統的にあります。理不尽なムチャブリに後輩が応えて、あとで笑い話になるというのは珍しくない話で、YouTubeなどで被害を明かしているOBがいます。ただ、今は時代が違いますからね……」

 チーム内に、告白が一定の真実味を持って見えてしまうような雰囲気があったというのだ。

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