着々と進む3度目の「都構想」住民投票に「大阪市民」の本音は? 吉村知事の“変心”は「歴史の名を残すつもりになったのか」
都構想成立で名を残す?
「府知事を続けるのも嫌だったんでしょうね。それが証拠に、来年の府知事選には出ないと言っていました。府知事として最後に、橋下さんも松井さんも成し得なかった都構想をやり遂げて、歴史に名を残すつもりになったのかもしれません。『都構想の是非を問う』といって任期途中に府知事を辞職し、今年2月に3期目の当選。これで民意を得たと都構想を推し進め、さらに来年の府知事選にまで出馬すると言い始めた。これはもう維新の大阪市議団を説得するためですよ。彼らが納得してくれなければ都構想は前に進まないわけですから。決して大阪市民のためとは思えませんし、過去2回の直接民主主義で得た民意を軽視しすぎています。いくら府知事選で当選したところで、上書きはされません」(吉富氏)
大阪都構想は大阪の未来に非常に重要、とも維新側は言っているが……。
「先ほども申し上げたとおり、住民投票で問われるのは、大阪市を廃止するかどうかということです。細かいことは法定協議会で詰められ、分厚い特別区設置協定書という文書にまとめられるのですが、そこには“大阪市が発展する”なんてことは書かれません。維新側は、権限の一極集中や意志決定の迅速化、二重行政の解消が発展をもたらすとか言ってきましたが、バブル期やリーマンショックを思い返しても、好景気や不況は“都市の形”でもたらされるわけではありません。もちろん大阪府が大阪都になれば、多少の波及効果はあるでしょうけど、経済の発展に都市制度は関係ない。したがって、都構想が可決されたところで、大阪市民にバラ色の未来が待っているわけではないのです」(吉富氏)
お笑いの街でもある大阪では、同じボケやギャグを繰り返すのは3度までが限界なんだとか。果たして、3度目となる住民投票、大阪市民にウケるかどうか。
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