“日本人初受賞”の快挙も… 実は寂しかった「カンヌ国際映画祭」のメディア事情 「例年の半分くらいしか来ていない」

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 イタリアのヴェネツィア、ドイツのベルリンと並び称され、“世界三大国際映画祭”の中で、最高峰とされるのが、フランスのカンヌ国際映画祭だ。今年は邦画の「急に具合が悪くなる」(濱口竜介監督)にW主演した、岡本多緒(41)が日本人初の女優賞を受賞して話題となったが、対照的に現地の日本メディアは盛り上がりに欠けていたという。

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パルムドールに3作品ノミネート

 カンヌの取材経験を持つ映画ジャーナリストが言う。

「日本からはパルムドール(最高賞)を競うコンペティション部門に3作品がノミネートされました。『急に具合が~』に加えて、是枝裕和監督(63)の『箱の中の羊』、深田晃司監督(46)がメガホンを取った『ナギダイアリー』です」

 これら3作以外にも、革新的な作品が集まる「ある視点」という部門に出品された岨手(そで)由貴子監督(43)の「すべて真夜中の恋人たち」など、複数の部門で日本作品が見受けられた。

「残念ですが、いずれも賞レースから漏れました。結果的に、シャネルのドレス姿で登壇した岡本の女優賞受賞の報は、彼女が妊娠中というサプライズもあって、日本でも大きく報じられましたね」(同)

 ちなみにパルムドールを受賞したのは「FJORD(フィヨルド)」(クリスティアン・ムンジウ監督)。ノルウェーの寒村に移住したルーマニア系ノルウェー人の夫婦が、子育てや宗教問題で地元とのあつれきに苦しむ姿を描いている。

センスが光るレッドカーペット

「例年、世界のトップスターたちがレッドカーペットで持ち前のセンスを生かしたファッションを披露して注目を集めます。無論、日本人も例外ではありません」(前出の映画ジャーナリスト)

「箱の中の羊」からは、主演した綾瀬はるか(41)とその夫を演じた漫才コンビ千鳥の大悟(46)が登場した。

 綾瀬はフランスの高級ブランド・バレンシアガのドレス姿。「ナギダイアリー」で主演を務めた松たか子(48)は、イタリアブランドのジョルジオ・アルマーニの漆黒のドレスに身を包み、共演の石橋静河(31)と笑顔を振りまいた。

 世界的に評価が高い監督の新作が審査対象とされる「プレミア部門」にも、邦画は出品されていた。

「黒沢清監督(70)の『黒牢城』がノミネートされており、会場には主演の本木雅弘(60)のほか、菅田将暉(33)、Snow Manの宮舘涼太(33)の姿も。『すべて真夜中~』に主演した岸井ゆきの(34)は、ルイ・ヴィトンのピンクドレスといういでたちで、共演の浅野忠信(52)を伴って登場。作品だけでなく日本の俳優たちも存在感を放っていました」(同)

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