“日本人初受賞”の快挙も… 実は寂しかった「カンヌ国際映画祭」のメディア事情 「例年の半分くらいしか来ていない」
メディアの“異変”
この時期、カンヌには4000人以上の海外メディア関係者が集まるという。
「以前は日本からも新聞やテレビ、専門誌の記者、フリーのジャーナリストなど100人以上が来ていました。ところが今年は半分の40~50人ほどでしたね」(前出の映画ジャーナリスト)
“異変”の理由を全国紙文化部デスクが解説する。
「長引く円安や物価高騰の影響です。カンヌ国際映画祭の開催期間は12日前後でその間は現地や周辺都市のホテル代が通常の3倍以上に値上がりします。中級の宿でも1泊10万円近くになるほか、原油価格の高騰で往復の航空運賃もバカになりません。いまや1人当たりの出張費は200万円を下らず、費用対効果を考えると、記者の派遣には二の足を踏んでしまう」
加えてネットの存在も。
「映画祭の事務局に登録すれば、公式サイトや動画サイトで監督や出演者の公式会見だけでなく、レッドカーペットも確認できます。必ずしも現地取材にこだわる必要はないんですよ」(同)
メディアの懐「具合」が「急に悪く」なった?
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