「とにかく券売機が操作しづらい」「コメの味が変わった」…SNSで牛丼チェーン「松屋」に対する苦情が絶えないのはナゼか

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松屋の米がまずくなった?

 一方、昨今、SNS上で松屋に関して「米がまずい」という書き込みが増えている。松屋はかつて、米がおいしい定食屋・牛丼屋として評判が高かった。それが今では、Xに「松屋の米不味くて行かなくなった!」「相変わらずコメがまずい!なんとかなりませんか松屋さん!」などの不満が書き込まれる事態になっている。

 一昔前、松屋は新米が出るシーズンには「新米フェア」というイベントを開催していた。ネット上には2017年の「新米フェア」の画面が残っていたが、“松屋のライスは、『国産米100%』を使用”とか、“この時期だからこそ味わえる「ふっくら」「ほんのり甘い」美味しい新米を是非お召し上がり下さい”という文言が並んでいる。

 2019年に新米フェアを取材した記事を見ると、チラシには“あきたこまち100%”を強調し、“日本のお米はうまい!!”というキャッチコピーが並んでいた。そのうえでライス大盛が無料だったのである。おそらく、米のおいしさに魅力を感じ、松屋を選んでいたファンも多かったのではないだろうか。筆者もその一人である。

 ところが、国産米にこだわっていた松屋は、昨年から価格高騰など様々な事情で、アメリカ産米の導入に踏み切った。一部、国産も使われているようだが、ここまでSNS上の評判が悪いことから推察すると、アメリカ産に当たることが多いのかもしれない。「元に戻して」などの悲痛な叫びを、SNS上ではたびたび目にすることができる。

米の産地の検索画面も使いにくい

 松屋のホームページでは、店舗ごとに米の産地を検索できる。ところが、その画面も物凄く検索しづらく、使いにくいのは券売機だけではなかった。都道府県名から「東京都」を選ぶと、店舗名ではなく、「世田谷区三軒」「世田谷区北沢」「世田谷区南烏」……といった具合になぜか住所がズラッと出てくる。その中から「世田谷区三軒」を選ぶと、「松屋 三軒茶屋店」が表示された。

 その画面を押すと、産地は「アメリカ・国産」と表示された。「おいおい、どっち産なんだよ!」と突っ込みたくなる。この店舗で食べた場合、アメリカ産か国産のどちらかの米が出てくるのか、それともアメリカ産と国産米のブレンド米なのかも、よくわからない。この産地表示機能は意味があるのか、首をかしげてしまう。ちなみに、国内有数の米どころとして知られる秋田県横手市の「松屋 横手店」の米は、「アメリカ」産だった。かつて、松屋はあきたこまちを使用していたことを思うと悲しい結果である。

 個人的な希望で恐縮だが、松屋はせっかく料理がおいしいのだから、多少価格が高くなっても米は国産を使ってほしい。無理に「特盛」を無料にしなくてもいいと思う。定食屋は米の味がリピーターに直結すると思う。早く、米がおいしかった松屋に戻ってほしいと、ファンの一人として願っているのだが……。

ライター・宮原多可志

デイリー新潮編集部

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