「三笘」「南野」不在も…セルジオ越後氏は「致命的な戦力ダウンにはならない」 むしろ森保ジャパンの懸念は「ディフェンス重視の布陣が吉と出るか凶と出るか」
「ベスト8進出は厳しいと言わざるを得ない」
一方でセルジオさんは「ただし、森保監督が選んだ代表26人の顔ぶれを見ると、ディフェンス重視の布陣という印象は持ちました」と言う。
ひょっとすると、ケガ人が出たことから守りを固める戦術を選んだのだろうか。セルジオさんは「もし森保監督が本当にW杯を守り勝つと決めたのなら、その決断が吉と出るか凶と出るかは注目のポイントになると思います」と言う。
そして最大の関心事と言えば、日本代表がベスト8に進出できるかどうかという点だろう。セルジオさんは「ベスト16は可能でも、ベスト8は厳しいというのが正直なところでしょう」と予測する。
セルジオさんは「長いサッカーW杯の歴史を振り返っても、ベスト8に進出したのは圧倒的にヨーロッパ勢と南米勢が多いという事実があります。その歴史の重みは大きいと言わざるを得ません」と指摘する。
改めて記録を振り返ってみよう。抜群の運動神経を誇るアフリカ勢でさえ、ベスト8に進出したのは2022年カタール大会のモロッコや2010年南アフリカ大会のガーナなど数カ国しかない。
アジア勢はさらに数が少なく、これまでに2カ国だけだ。1966年イングランド大会で北朝鮮が、2002年日韓共催大会で韓国がベスト8に進出した。
ベスト8進出に必要な「改革」
「W杯でベスト16を突破できるチームを作るためには、その国におけるサッカーの歴史や育成の環境など、根本的な部分から問われます。ブラジルの子供たちは良くも悪くも小学校に行かず、サッカー漬けの日々を過ごし、中学生でプロデビューを果たします。ヨーロッパの子供たちが地域のサッカーチームに入ると、移民が多いので様々な国の子供たちとプレーします。子供の頃からヨーロッパリーグと同じ環境を体験するのです。一方の日本では、まだまだ育成のシステムに問題が見受けられます。一例を挙げれば、高校のサッカー部と外部チームの掛け持ちは許されていません。これを緩和するだけでも、日本サッカー界の底上げにつながるはずなのです」(同・セルジオさん)
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