「国力研究会」発足で透けて見える「麻生副総裁のもくろみ」 発起人から外れた大物2名の共通点とは?
【全2回(前編/後編)の前編】
事実上の「高市支持グループ」の立ち上げを宣言するものだと受け止められた「国力研究会」の設立。高い支持率を背景に高市一強が続く中、自民党議員たちはこぞって入会を希望しているが、当初意図したものとはかけ離れつつあるという。何が起きているのか。
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【写真を見る】「激ヤセ」が心配される高市首相 現在と比較すると「まるで別人」
メシ会が苦手な女だ――。高市早苗首相(65)は常々、そう公言してきた。しかし、マスコミ各社が「会食が極端に少ない」と報じたこともあってか、4月7日の予算成立後、食事会の機会が目に見えて増えている。
4月10日には麻生太郎副総裁や鈴木俊一幹事長らと官邸で焼き魚ランチを食べ、21日には坂本哲志予算委員長らと公邸で夕食を取った。さらに24日には藤田文武・日本維新の会共同代表と官邸で昼食を共にした。加えて5月8日夜も、梶山弘志国対委員長ら国対メンバーを公邸に招き、夕食会を開いている。
「8日の会合の主な目的は国対メンバーへの慰労です。高市首相からは冒頭、“予算を通していただき、ありがとうございました”とのねぎらいの言葉がありました」
とは出席者の一人。
「コンソメスープ、魚のグラタンなど洋食のメニューが供され、各々、ビールやワインなどを口にしました。全体的に和やかな雰囲気で、首相は“今日、参院にスカーフを身に着けて登院しようとしたら、規則で外さなきゃいけなかったのよ”などという逸話を披露して場を盛り上げていた。出席者にはお土産として、瀬戸内産のオリーブオイルを使ったハンドクリームが配られました」(同)
党との関係強化に乗り出した首相
政治部デスクが言う。
「高市首相は政権発足から半年が過ぎながらも依然、60%前後と高い支持率が頼り。党内基盤は脆弱(ぜいじゃく)です。本年度予算案は、石井準一参院幹事長が審議時間を確保すべきだと主張した結果、年度内の成立を断念せざるを得ず、首相が煮え湯を飲まされる場面も。後半国会では皇室典範改正案や衆院の定数削減案など重要法案の審議が予定されており、党側に改めて協力を求めた形です」
今さらながら党との関係強化に乗り出した首相の足元で、大きな動きがあったのは7日のこと。産経新聞が1面で「高市支持グループ発足へ」と大々的に報じたのである。
「名称は『国力研究会』。高市首相は2023年に『「日本のチカラ」研究会』という勉強会を立ち上げ、その成果をうたう形で翌年、自著『国力研究 日本列島を、強く豊かに。』を出版しています。会の名称はその書籍にちなんだものです。ちなみに別称は『JiB』。こちらは、首相が総裁選で掲げた『JAPAN IS BACK』に由来します」(同)
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