【春ドラマ視聴率ベスト10】堤真一「GIFT」が首位も4.8%の低空飛行…「日曜劇場」ブランドの試練
謎解きもあり
(5)TBS「田鎖ブラザーズ」(金曜午後10時)第5回まで。3.1%
(6)テレビ朝日「リボーン ~最後のヒーロー~」(火曜午後9時)第5回まで。2.9%
(7)日本テレビ「月夜行路 -答えは名作の中に」(水曜午後10時)第6回まで。2.7%
5位の「田鎖ブラザーズ」は神奈川県警の刑事・田鎖真(岡田将生)が主人公。その弟で同県警の検視官が稔(染谷将太)である。
兄弟の両親は1995年、何者かに殺害された。殺人罪の時効は2010年に廃止されたものの、この両親殺しは間に合わず、時効となった。兄弟は自分たちで事件の真相を解明するため、同県警に入った。
両親殺害の謎を解くカギは父親の朔太郎(和田正人)が勤めていた金属工場にあるらしい。この工場で何が行われていたのか。朔太郎の引き出しから小型の密造銃が出てきた。1995年はバブル崩壊後で不況。工場は拳銃を密造して稼いでいたのか。事件の真相を知った兄弟が達成感を得られないことを予感させる。
6位の「リボーン」は頭の中を空っぽにして楽しめるSF調作品。主人公の冷酷なビジネスマン・根尾光誠(高橋一生)が、何者かに階段道路で突き飛ばされ、死にかける。ところが、なぜか商店街で地道に働く野本英人(高橋一生、2役)に転生。時代は2012年に戻っていた。
その商店街は転生する前の根尾が地上げしていた土地。根尾が商店街を衰退させた。ところが野本になった根尾は商店街に頼まれ、知恵を尽くし、商店街を再生させる。不思議なことに根尾は悪い気分ではなかった。しかも商店街の女性・池谷更紗(中村アン)にゾッコンとなる。幸福とは金と力か、それとも愛か。
7位「月夜行路」は事件と文学に目がない銀座のバーのオーナーママ・野宮ルナ(波瑠)と主婦の沢辻涼子(麻生久美子)が難事件を解決に導く。警察も出し抜くから痛快さもある。
選挙と教育
(8)フジテレビ系「銀河の一票」(月曜午後10時)第4回まで。2.6%
(8)日本テレビ「タツキ先生は甘すぎる!」(土曜午後9時)第6回まで。2.6%
(10)フジテレビ「サバ缶、宇宙へ行く」(月曜午後9時)第5回まで。2.5%
8位の「銀河の一票」は東京都知事選と政界の舞台裏をリアルに見せながら、政治に関わる人たちの悲哀も描く。笑いもまぶしてあるから、肩が凝らない。主人公は元与党幹事長秘書の星野茉莉(黒木華)、選挙にはスナックの代理ママ・月岡あかり(野呂佳代)が出る。
同じく8位の「タツキ先生は甘すぎる!」はフリースクールを舞台に現代の子供たちの苦悩や葛藤を表す意欲作。手垢まみれの教育ドラマではない。主人公はフリースクール教室長・浮田立樹(町田啓太)。自らも子育てで挫折を経験した。
10位の「サバ缶、宇宙へ行く」はサバ缶を宇宙食に採用してもらおうとする地方の水産高校教師と生徒たちの物語。生徒たちは皆、等身大で素朴。喜びや悩みもまた現実味がある。ありえないヤンキーなどが出てこないところが良い。主人公は若狭水産高の教師・朝野峻一(北村匠海)である。
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