ポケモンカードが25億円で落札! 気になって「90年代のNBAカード」の価値を調べて見たら…“状態が良ければ2500ドル”の理由は、背景に“超有名な犯罪者兄弟”が映り込んでいたからだった
高値のからくりは「一緒に写っている人物」
私が持っている品質であれば恐らく10ドル程度だろうが、最も高いのは550ドルである。なぜこのような高額がついたのかといえば、このカードには、レイアップシュートをする彼の姿が映っているが、その前に立つ選手がマイケル・ジョーダンなのである。
しかも、ジョーダンのキャリアで唯一となる「背番号12」をつけている。これは1990年2月14日のオーランドでのアウェイ戦だったのだが、ジョーダンは何者かに「23」のジャージを盗まれてしまった。チームはジョーダンのサイズに合う「12」を見つけ、それをジョーダンに渡した。ジョーダンはこの試合で49得点を取りったものの、試合はホームであるマジックの勝利となった。
状態が良ければ2500ドル
果たして、トレーディングカード会社・NBA HOOPSのスタッフがこれを意識したのかは分からないが、このカードは結果的に高値で取り引きされている現状がある。
そして、もう一枚が当時ニューヨーク・ニックスのマーク・ジャクソンである。パトリック・ユーイング率いるニックスの堅実な先発ポイントガードとして活躍した彼だが、カードを見ると、ただ単にパスを投げているようにしか見えない。また、ジャクソン自身は一流プレイヤーではあるものの、殿堂入りするような選手ではない。なぜそれなのにこのカードが高いのか。最も高いカードはなんと2500ドルである! 私の保管状況であれば30ドル程度であろう。
こちらが高値で取り引きされている理由は、観客席の左側に1989年に両親殺害事件を起こした「メネンデス兄弟」が映っているからである。この事件は2024年にNetflixで映画化されたのだが、マーク・ジャクソンのこのカードの後ろの観客席最前列に兄弟(ライルとエリック)が映っているのだ!
1996年に二人は逮捕されたが、映画は当時のNetflixで世界で最も視聴された映画として初週で2270万回視聴された。そんな背景があったからこそ、マーク・ジャクソンのカードの価格が高騰したのである。
と、マニアやプロ以外にはよく分からないトレーディングカードの世界だが、取りあえず購入したのであれば、邪魔にならない範囲で保管しておいても良いだろう。それにしても、今回の結果については、ポケモンカードのように一攫千金を狙う者としては、若干の寂しさがあったのは事実である。







