土地だけで4億円! 「B’z稲葉」の別荘が豪華過ぎて“ご近所トラブル”勃発
ガイドラインを無視
その後、周辺住民の戸惑いはピークに達した。
別の住民が振り返る。
「軽井沢町では自然保護の観点から『自然保護対策要綱』というガイドラインを定めています。稲葉さんの別荘も建物にさまざまな制約が課される“保護地域”に含まれているんです。例えば建物の高さは10メートル以下、階数は2階まで。ただ、罰則や強制力はありません」
問題視されたのは塀などの遮蔽(しゃへい)物に関するものだ。
「西側の道路との境にコンクリートブロックの土台とメッシュ状フェンスが設置されたんです。最も高い箇所は5メートルもあり、ガイドラインへの抵触は明らか」
確かに要綱には〈塀その他の遮へい物はできる限り設けないこととし、やむを得ずこれらを設ける場合は、コンクリートブロック、有刺鉄線等を使用せず、樹木等を活用し、自然環境の保護等に支障のないものであること〉と明記されている。
事情を町役場に尋ねると、
「勾配のきつい傾斜地なので、人や物の転落防止措置が必要なんです。所有者が有名人かどうかではなく、安全面を第一に考える必要があります」(環境課)
環境や景観面は「塀の内側には新たに40本ほどの植栽があり、一定の配慮がなされている」と話す。
工期の延長については、
「資材価格の高騰や人材不足による延長は、軽井沢も例外ではありません」(同)
ひとまず静観のようで、当の稲葉にも見解を求めたが回答は寄せられなかった。
作家の堀辰雄は、およそ1世紀前に発表した小説『美しい村』で軽井沢の静謐(せいひつ)なありようを〈古いバンガロオが雑木林の間に立ちならんでいた〉と表現した。
時を超えて森閑たる町には、ロックスターのハイトーンボイスでもエレキギターのサウンドでもない、地元民との“不協和音”が響いている。









