13歳でジュニアアイドルデビュー 「胸がない」から仕事が来るようになった“Aグラドル”の“逆転の発想”

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「胸がなくてよかった」

――ただグラビアをやる上では難しさはありませんでしたか。胸が使えないとポージングのバリエーションがどうしても少なくなります。

西永:たしかにポージングでいえば、お尻を強調する振り返りは多かったですね。あとDVDって衣装の流行りがあるんですけど、一時期はサスペンダーに缶バッジで先っちょを隠す衣装が流行ったんですよ。でも、あれは大きいからやらされるわけで、胸が小さいとやらされないんですよ。そこはよかったですね(笑)。

 三角ビキニって胸のサイズに比べて水着が小さいことで映えると思うんですけど、私の胸の場合、きれいに隠れちゃうんですよ(笑)。私が激しめな衣装を着ると痛々しさや、やらされている感が勝っちゃうんですよ。スタイリストさんも「これは品がなく見えちゃうからやめようか」となりますし、そこは胸がなくてよかったなと思います。

――なるほど胸がなかったことで、逆に過激なものを避けられたんですね。

西永:そうです。DVDで手ブラをしろとも言われなかったですし。あと私はロリ方向なので、お尻を攻めるよりは前で攻める方が多かったですね。変形水着とか。

 一時期、股の部分が「I」になる水着が流行ったじゃないですか。私も1回やってみたんですが、あんまりかわいくないんですよ。私自身はちゃんとやっているつもりなのに、後から見た時に自分でも痛々しく見えて。あと、私は腰とか辺りにお肉がついているむっちり系なんですが、「I」は本当にスレンダーな子がやった方が映える衣装なんですよね。だから「IじゃなくてYでお願いしたいです」と伝えました。そういう実際にやってみた上でやっぱ違うなという衣装は説得して、やめるようにしてましたね。

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記事中編】では、“Pチラクイーン”と呼ばれるまでになった西永さんが、スキマからのぞく“チラリズム”の奥深い美学、さらに雑誌「クリーム」副編集長としての仕事ぶりについて語ってくれた。

徳重龍徳(とくしげ・たつのり)
ライター。グラビア評論家。ウェブメディアウォッチャー。大学卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。記者として年間100日以上グラビアアイドルを取材。2016年にウェブメディアに移籍し、著名人のインタビューを担当した。その後、テレビ局のオウンドメディア編集長を経て、現在はフリーライターとして雑誌、ウェブで記事を執筆している。著書に日本初のグラビアガイドブック「一度は見たい! アイドル&グラビア名作写真集ガイド」(玄光社)。noteでマガジンを連載中 X:@tatsunoritoku

デイリー新潮編集部

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