現金4億円が盗まれても「鳴らない警報」「被害の連絡は12時間後」…八王子金庫破り事件「被害男性」が心境を告白 「真面目に貯めたお金なので悔しいですよ」
事件発生から12時間後に連絡が
――貸金庫会社から連絡があったのは、事件発生から12時間後ですか。さすがにこれは対応が遅すぎますね。
A:しかも、聞いた話だと、夜の12時にカギを閉めるそうですが、見回りに来た人が「金庫の扉が開いているな」と気づいたけれど、なんと、何もせずにそのまま帰っちゃったそうです。普通、扉が空いていたら、何で空いているんだろうと、真っ先に見に行くと思うんですよ。そして、110番するのが当たり前だろうと。
――警報がすぐに鳴っていれば、犯人をすぐに捕まえることができたかもしれません。Aさんは、貸金庫会社への不満も大きいのではないでしょうか。
A:この貸金庫、被害に遭った後も、普通に営業していたんです。いくらなんでもおかしいでしょう?
ガードマンを立てるとか、とりあえず閉鎖するとか、何らかの対応を取るのが普通だと思うんですよ。こちらで抗議をして、ようやく、いったん閉鎖したようです。めちゃくちゃなんですよ。
彼らは窃盗犯のせいにして、「私たちの責任じゃないですよね」と言いました。いやいや、泥棒が盗んだのは間違いないし、悪いに決まっているけれど、セキュリティが甘かったのはあなたたちの責任でしょうと言いたいです。
不可解な封筒の文字
――おっしゃるとおりですね。
A:ところで、貸金庫の会社にはスペアキーを預けています。事件後、そのスペアキーを見せてもらいました。封印のところに私のサインがあるのですが、これが私の字じゃないというか、なんだか違和感があるんです。写真を撮って、奥さんにも子どもにも見せたら「違う」と言われました。
字を大きくして調べてみると、どうも、私の字を真似した、達筆な人の字だなと。横棒を続けて書くときにぐちゃぐちゃになるのが、私の字の特徴なのです。ところが、このサインは習字で書いたような上手い字です。明らかに怪しいので、封筒の中のカギについている指紋をとってくださいと、警察にも言いました。
あと、スペアキーを入れていた封筒なのですが、最初にのり付けする場面を従業員と一緒に確認しているのです。ところが、封の左部分ののりが少し剥がれていたんですよね。いずれにせよ、不可解なことです。
――防犯カメラには犯人の姿が映っていたそうですが、見ましたか。
A:これも不可解なのですが、壊しているところが死角で、ほとんど映っていないんです。バールを振り回している一部分しか見えない。それも不思議じゃないですか。普通、貸金庫の全体が見えなかったら、防犯カメラの意味がないと思うのですが……。
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