「殿下」と呼ばれていたのに…86年に台湾で客死した「異端の元皇族」 京大卒「賀陽家の長男」の人生を変えた「臣籍降下」の衝撃
昭和22年に25歳で「庶民」に
1986年4月16日、台湾・台北で“異端の元皇族”と呼ばれた日本人男性が急死した。賀陽宮(かやのみや)家の三代目当主・賀陽邦寿(くになが)氏、享年63。名刺に「母 敏子・天皇の従妹、父 恒憲・皇后の従兄、皇太子とはまた従兄」と書かれていた通り、世が世なら大変なお方である。だが、昭和22年に25歳で臣籍降下(皇籍離脱)。“庶民”となったこのときから、その人生は方向転換を余儀なくされた。
真面目な性格で将来を嘱望され、「賀陽家の長男にふさわしい」と称されていた邦寿氏。...

