没後15年「田中好子」、親友「夏目雅子」との深い縁…共通する「女優」「略奪婚」「結婚1年後のがん発症」

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幸福が呼んだ新たな修羅

 前記の通り、その死から数年後、夏目を媒介とするように、田中と小達氏は引き寄せられていった。

「当時、小達氏が結婚していた相手は二度目の奥さん。スーちゃんも夏目雅子の激しい生き方に触発されるように、茨の道を進んでいったわけです」(女性誌記者)

 その甲斐あって、91年、田中は小達氏と結ばれる。しかし、この幸福が新たな修羅を呼んだ。

「当然ながら、芸能マスコミはこの結婚を、“不倫”“略奪婚”と書き立てました。また、この頃、20年以上、スーちゃんが所属していた事務所が経営不振に陥り、ギャラ支払いの遅滞など金銭トラブルが原因で彼女が独立。自分に非があるにもかかわらず、怒り心頭に発した女性社長が、スーちゃんの行為を裏切りだとして女性誌に告発する騒動が起こったんです」(同)

 その内容は、小達氏と結婚に至る経緯や、彼女が抱いていた伊藤蘭への対抗心、はては知られざる男性遍歴にまで及んだ。

「真偽のほどはともかく、この記事は、それまで健康的だが、控え目で清楚という評価が定着していたスーちゃんのイメージを粉々に打ち砕いてしまった」(前出・芸能記者)

燃えるひまわりのような残照

 それでも、彼女は最愛の人と念願の結婚を果たし、幸せを噛みしめていたに違いない。ところが、その後、最初の乳がんが彼女を襲ったわけである。それは奇しくも、夏目雅子が伊集院氏との結婚から白血病を発症したのと同じ、わずか1年後のことだった。

 小達夫妻と親交のあった片岡鶴太郎氏が語る。

「8年前からスーちゃんに絵を教えていました。彼女が最後に描いたのが、ひまわりの絵。夏目雅子さんが大好きな花で、小達さんが設立した基金の名前にもなっているんですよね(「夏目雅子ひまわり基金」)。彼女がどんな思いで、その絵を描いていたのかと思うと、胸が痛みます」

「女優」「略奪愛」「結婚1年後のがん発症」……。不思議な縁でつながった2人の女性に共通するキーワードはあまりに多い。田中の中では、燃えるひまわりのような夏目の残照がいつまでも遣り続けていたのだろうか。

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「好子ちゃんは無二の親友よ」――。第1回【がん罹患を19年間公表せず…没後15年「田中好子」、27歳で死去「夏目雅子」が“無二の親友”から”義理の妹“となるまで】では、田中の最期や夏目との関係を報じている。

デイリー新潮編集部

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